【2025年版】宅配ピザチェーンの店舗数ランキング

2025年3月25日 | 業界・地域分析

宅配ピザチェーン店

コロナ禍ではデリバリー体制の強みを活かして順調に売り上げを伸ばした宅配ピザ業界ですが、外食需要がすっかり回復した昨今の店舗数はどうなっているのでしょうか。
2025年版(2024年1月~2025年1月)では、当社のチェーン店データを元に、宅配ピザ店舗数の月別推移やチェーン別店舗数ランキング、前年同月比増減状況など、過去集計(2024年版2023年版)との比較も交えて振り返ります。また、2020~2025年における 宅配ピザ3大チェーンの店舗数シェアの推移も探ってみました。


データの集計方法について


  • 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのチェーン店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 2025年1月時点で、国内に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
  • 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
  • 店舗数の増減率(%)は、2025年1月と2024年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。

【月別推移】宅配ピザチェーン店舗数(全体、2024年1月~2025年1月)

↓4.6% 4年連続増から一転「減少」へ


宅配ピザチェーン全体の1年間(2024年1月~2025年1月)の店舗数をみると、10カ月とほとんどの月で前月を下回って推移しています。前月からの減少数が最も多かったのは2024年9月(52店舗減)ですが、これはすべて「ドミノピザ」の減少分となっています。結果、1月の前年同月比では4.6%の減少となりました。
宅配ピザチェーン全体の店舗数を前年比(各年1月時点)で振り返ると、2021年が 2.9%の若干増で、2022年は10.4%と大幅増、2023年(5.4%増)と 2024年(4.2%増)でやや落ち着き、そして今回(2025年)は 4.6%減。4年連続で増加していた店舗数が減少に転じており、大きな局面の変化を感じさせる結果となっています。


宅配ピザ店舗数 月別推移

店舗数の前年同月比増減率

業種 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
宅配ピザチェーン 2,578 2,460 -4.6

【2025年版】宅配ピザチェーン 店舗数ランキング

大半のチェーンが減少。唯一増加したのは?


10店舗以上を展開する宅配ピザチェーンの数は、1年前から1チェーン減少して12チェーンとなりました。チェーン別店舗数ランキングを1月の前年同月比でみると、12チェーン中、増加したのは 1チェーンのみでプラスマイナスゼロが1、減少が大半を占めています。

チェーン別店舗数ランキングを1月の前年同月比でみると、増加したのはランキング2位「ピザハット」の4.8%増(28店舗増)のみ。同チェーンは2023年版で9.52%増、2024年版が16.2%増と急伸しており、今回(2025年版)伸び率はだいぶ落ち着いたものの、唯一の店舗数を伸ばしたチェーンとなりました。

一方、減少率が大きいチェーンは「リトパ(33.3%減)」と「シカゴピザ(23.5%減)」です。店舗数でみると「リトパ」は21店舗から7店舗減少して14店舗となり、「シカゴピザ」は 17店舗から4店舗減って13店舗となっています。そのほか、中堅どころの「ピザ・カリフォルニア(18.9%・10店舗減)」「ピザポケット(16.1%・10店舗減)」「ナポリの窯(13.5%・14店舗減)」も、減少が目立っています。

そして、最大手「ドミノピザ」は、当社調べでは 2024年3月(1,031店)をピークに徐々に店舗数を減らしており、1年間で9.1%(94店舗)の減少となりました。
運営会社・ドミノ・ピザジャパンの親会社である 豪ドミノ・ピザ エンタープライズ社(DPE)は、日本国内の2割にあたる172店舗を2025年内をメドに閉店すると発表しており、今後さらなる不採算店の閉店が見込まれます。


チェーン別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 ドミノ・ピザ 1,028 934 -9.1
2位 ピザハット 588 616 +4.8
3位 ピザーラ 533 531 -0.4
4位 ナポリの窯 104 90 -13.5
5位 ピザポケット 62 52 -16.1
6位 ロイヤルハット 53 50 -5.7
7位 アオキーズ・ピザ 50 49 -2.0
8位 ピザ・カリフォルニア 53 43 -18.9
9位 ストロベリーコーンズ 37 36 -2.7
10位 ピザクック 32 32 0
11位 リトパ 21 14 -33.3
12位 シカゴピザ 17 13 -23.5

ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


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【大手シェア推移】3大チェーン 店舗数シェアの推移(2020年~2025年 各1月)

最大手「ドミノピザ」が店舗拡大路線の見直しを進める中、宅配ピザ3大チェーンの店舗数シェアはどう動いているのでしょうか。

当社調べによると、今回(2025年1月現在)の3大チェーンの店舗数シェア(※)は 約84.6%で、前年同月に比べて1.6%上昇しました。「ドミノピザ」の店舗数減少が響いてシェアが減少したかと思いきや、「ピザハット」が増加して中小チェーンが軒並み減少したことにより、大手への寡占化がさらに進んだ形となりました。


※10店舗以上を展開するチェーン全体に占める、大手3ブランド「ドミノピザ」「ピザハット」「ピザーラ」合計店舗数の割合(小数点2位以下は四捨五入)。


とはいえ、「ドミノピザ」はこの1年でさらに172店の閉店を計画しているため、今後の3大チェーンシェアには、変化が訪れる可能性もあります。


ピザ3大チェーンシェア年推移

【まとめ】 店舗数に見える、宅配ピザの厳しい現状

ピザ宅配チェーンは 大手でも決算短信等の業績公表資料がないため、コロナ禍前~好調が伝えられたコロナ禍中~アフターコロナの2、3年 と、売上高や収益の推移等 具体的な数字で業況変化を追うのが難しい業界です。
ただ、コロナ禍中がデリバリーの強みを発揮して好調だっただけに、今回(2025年版)の店舗数集計から、宅配ビザチェーンがおかれた厳しい現状が垣間見えます。

コロナ禍で盛り上がった宅配需要の反動減や、物価高による消費者の節約志向、食材費・人件費等コストの増大、ほかの飲食業態との競争激化など、宅配ピザ業界を取り巻く環境は大きく変化しています。
昨今ではスーパーやコンビニなどが高品質でより安価なピザを拡充するようになっており、こうした異業種との競合も激しくなりつつあるようです。
また、ほかの飲食チェーンの間では海外展開が活発となっていますが、宅配ピザの場合は元々海外から日本に進出しているケースが多く、国内運営会社が海外事業に活路を見い出すことは簡単ではないと思われます。

店舗拡大路線から不採算店の閉鎖へと舵を切った「ドミノピザ」の動向はもとより、唯一の増加チェーン「ピザハット」が今後も増勢を保っていけるのか、現状維持の範囲内で安定した店舗数をキープしている「ピザーラ」はどう動いていくのか、年々減少傾向にある中小チェーンはどうなっていくのか、など。宅配ピザ業界の変化の行方に注目したいところです。


本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


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