【2021年版】美容関連の店舗数が多い都道府県ランキング

最終更新日 2021年10月18日 | 業界・地域分析

美容関連の店舗数ランキング

理・美容院をはじめエステティックやネイルサロンなど、人と密に接することの多い美容関連業種は、コロナ禍で多かれ少なかれ客数の減少や客単価の低下に見舞われました。
そんな状況下、美容関連の店舗は「どの都道府県に多く立地し、増えているのか減っているのか」―。今回は、当社の企業データベース(電話帳情報)を元に、都道府県別の店舗数ランキングや、コロナ禍以前と以後における店舗数の推移を集計しました。


データの集計方法について


  • 集計元のデータベースは、当社が全国の企業電話帳(※)を1,140種類の業種(ジャンル)に分類したものです。今回は「理容・美容」に分類された中から6ジャンルの情報を使用しています。すべての施設を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 電話帳の掲載1件に対して複数の業種を付加する場合があるため、同一掲載のデータが業種違いで複数存在することがあります。

※法人企業のほか、個人事業者、公企業(官庁、自治体、病院、学校など)が含まれています。


目次(クリックすると各項目に移動します)


美容院(全国:15万87件)

「人口のわりに美容院が多い県」は新潟、長野、福島、静岡、岡山


美容院数が多い都道府県のトップ5は、東京都(9,572件)、愛知県(8,025件)、大阪府(7,089件)、北海道(6,752件)、神奈川県(6,294件)の順です。やはり大都市を抱える都道府県ばかりですが、都道府県間の格差は意外と小さいといった印象です。特に、2位の愛知県は1位の東京都の半分ちょっとの人口にもかかわらずその差は約1,500店に止まっています。
また、人口1万人当たりの店舗数でみると、東京都の6.8店に対し、北海道が約13店とトップ5の中で最も多くなっています。上位20都道府県の中では、新潟県(約20店)、長野県(約19.5店)、福島県(約17店)、静岡県(約16.4店)、岡山県(約16.4店)が「人口のわりに美容院が多い県」であるといえます。

「美容院」が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 東京都 9,572 6.81
2位 愛知県 8,025 10.63
3位 大阪府 7,089 8.02
4位 北海道 6,752 12.91
5位 神奈川県 6,294 6.81
6位 福岡県 6,134 11.94
7位 静岡県 5,957 16.39
8位 千葉県 5,307 8.44
9位 兵庫県 5,290 9.67
10位 埼玉県 5,285 7.19
11位 新潟県 4,400 19.98
12位 広島県 4,252 15.18
13位 長野県 3,978 19.41
14位 茨城県 3,435 11.97
15位 福島県 3,135 17.09
16位 岡山県 3,090 16.35
17位 群馬県 3,060 15.77
18位 岐阜県 2,953 14.92
19位 宮城県 2,813 12.21
20位 三重県 2,766 15.61

理容店(全国:6万4,566件)

北海道が1位、愛知県が2位 人口当たりでは山形県がトップ


理容店数が多い都道府県のトップ5は、北海道(3,805件)、愛知県(3,275件)、東京都(3,113件)、静岡県(2,499件)、福岡県(2,419件)の順です。人口が東京都の37%程度にすぎない北海道が1位と健闘しており、愛知県も理・美容ともに2位と存在感を示しています。
人口1万人当たりの店舗数でみても、トップ5では北海道が最も高水準です(約7.3店)。上位20都道府県の中では山形県が約13店と最も多く、そのほか新潟県(約10店)、福島県(約9.6店)、長野県(約8店)が「人口のわりに理容店が多い県」となっています。逆に東京都は約2.2店で、人口当たりでは最も理容店が少ない都道府県です。

「理容店」が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 北海道 3,805 7.28
2位 愛知県 3,275 4.34
3位 東京都 3,113 2.21
4位 静岡県 2,499 6.87
5位 福岡県 2,419 4.71
6位 神奈川県 2,418 2.62
7位 大阪府 2,242 2.54
8位 千葉県 2,212 3.52
9位 新潟県 2,189 9.94
10位 埼玉県 2,188 2.98
11位 兵庫県 1,974 3.61
12位 広島県 1,972 7.04
13位 茨城県 1,834 6.39
14位 福島県 1,764 9.62
15位 長野県 1,622 7.91
16位 宮城県 1,582 6.87
17位 群馬県 1,428 7.36
18位 山形県 1,388 12.99
19位 岐阜県 1,299 6.56
20位 栃木県 1,274 6.59

エステティック(全国:1万9,722件)

美容・理容に続き、愛知県がエステティックでも店舗数2位


エステティック店舗数が多い都道府県のトップ5は、東京都(1,914件)、愛知県(1,554件)、大阪府(1,378件)、福岡県(1,012件)、神奈川県(811件)の順です。愛知県は理・美容に続いてここでも2位となっており、「美容偏差値が高い県」といえるかもしれません。
人口1万人当たりの店舗数では、長野県が2.8店と最も多く、沖縄県(2.4店)、静岡県(約2.2店)、三重県(約2.2店)と続きます。
ちなみに、20位圏外ながら、47都道府県中もっとも人口当たりの店舗数が多いのは福井県の3.3店となっています。

「エステティック」の店舗数が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 東京都 1,914 1.36
2位 愛知県 1,554 2.06
3位 大阪府 1,378 1.56
4位 福岡県 1,012 1.97
5位 神奈川県 811 0.88
6位 静岡県 796 2.19
7位 兵庫県 792 1.45
8位 千葉県 624 0.99
9位 北海道 598 1.14
10位 長野県 574 2.8
11位 埼玉県 562 0.76
12位 広島県 539 1.92
13位 京都府 415 1.61
14位 三重県 386 2.18
15位 新潟県 385 1.75
16位 岐阜県 365 1.84
17位 熊本県 360 2.07
18位 岡山県 359 1.90
19位 沖縄県 352 2.40
20位 茨城県 331 1.15

ネイルサロン(全国:5,267件)

東京、大阪、愛知など、大都市圏の拠点都市を持つ都道府県が上位


ネイルサロン数が多い都道府県のトップ5は、東京都(782件)、大阪府(456件)、愛知県(356件)、神奈川県(290件)、福岡県(263件)の順。単に人口が多いだけでなく、大都市圏の拠点都市をもつ都道府県が顔を揃えています。
人口1万人当たりの店舗数をみると、福井県が0.86店で最も多く、2番目が東京都の0.56店です。そのほか、大阪府(0.52店)、福岡県(0.51店)、新潟県(0.51店)と続いています。ネイルサロンに関しては、人口が多い都道府県でも人口当たりの店舗数が比較的高くなっており、大都市集中度の高い業種であるといえます。

「ネイルサロン」が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 東京都 782 0.56
2位 大阪府 456 0.52
3位 愛知県 356 0.47
4位 神奈川県 290 0.31
5位 福岡県 263 0.51
6位 兵庫県 244 0.45
7位 千葉県 209 0.33
8位 埼玉県 185 0.25
9位 静岡県 171 0.47
10位 北海道 159 0.30
11位 長野県 143 0.70
12位 広島県 122 0.44
13位 新潟県 112 0.51
14位 京都府 111 0.43
15位 沖縄県 92 0.63
16位 岡山県 88 0.47
17位 熊本県 87 0.50
18位 三重県 80 0.45
19位 宮城県 66 0.29
19位 福井県 66 0.86

着付け(全国:1万7,711件)

福岡、長野、新潟など地方の優位が特徴的 人口当たりでは北陸勢が健闘


着付けサービスの店舗数が多い都道府県のトップ5は、福岡県(1,120件)、長野県(795件)、新潟県(786件)、熊本県(770件)、北海道(687件)の順。他の美容関連業種とはまったく異なる面々で、大都市圏は1位の福岡県のみ、「着付け」に関しては地方の優位が特徴的です。
人口1万人当たりの店舗数でみると、20位以内では富山県が約4店と最も多く、次いで長野県が約3.9店、石川県(3.8店)、新潟県(3.57店)、長崎県(3.55店)の順に続きます。また、圏外ながら、最も人口当たりの店舗数が多いのは福井県(4.35店)で、唯一4店を超えています。

「着付け」サービスの店舗数が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 福岡県 1,120 2.18
2位 長野県 795 3.88
3位 新潟県 786 3.57
4位 熊本県 770 4.43
5位 北海道 687 1.31
6位 大阪府 668 0.76
7位 東京都 644 0.46
8位 兵庫県 632 1.16
9位 神奈川県 543 0.59
10位 埼玉県 519 0.71
11位 鹿児島県 482 3.03
12位 長崎県 466 3.55
13位 茨城県 458 1.6
14位 福島県 456 2.49
15位 石川県 431 3.8
16位 千葉県 417 0.66
17位 富山県 410 3.96
18位 大分県 374 3.33
19位 宮城県 371 3.47
19位 愛知県 371 0.49

リラクゼーション(全国:5,282件)

トップ5の傾向は、エステティック、ネイルサロンとほぼ一致


リラクゼーションの店舗数が多い都道府県のトップ5は、東京都(763件)、大阪府(467件)、愛知県(385件)、神奈川県(329件)、福岡県(279件)の順です。エステティックとトップ5のメンバーが同じで、ネイルサロンとは順位が一致しています。規模が大きい拠点都市中心の立地であることが窺えます。
人口1万人当たりの店舗数でみても、東京都(0.54店)、福岡県(0.54店)、大阪府(0.53店)、愛知県(0.51店)と、店舗数が多い都道府県が人口当たりでも高い水準となっています。ちなみに人口当たりで最も多いのは沖縄県(0.63店)です。

「リラクゼーション」の店舗数が多い都道府県ランキング(1~20位)

順位 都道府県 店舗数 人口1万人当たりの店舗数
1位 東京都 763 0.54
2位 大阪府 467 0.53
3位 愛知県 385 0.51
4位 神奈川県 329 0.36
5位 福岡県 279 0.54
6位 兵庫県 242 0.44
7位 埼玉県 222 0.30
8位 千葉県 219 0.35
9位 静岡県 167 0.46
10位 北海道 135 0.26
11位 茨城県 114 0.40
12位 宮城県 108 0.47
13位 広島県 105 0.37
14位 京都府 102 0.40
15位 沖縄県 93 0.63
16位 熊本県 77 0.44
17位 栃木県 75 0.39
17位 岐阜県 75 0.38
19位 岡山県 74 0.39
19位 長野県 74 0.36

美容関連業 店舗数の年推移

美容院 店舗数推移(2015~2021年、9月時点)

全国の美容院数は、2015年を頂点に減少傾向をたどっています。2019年に前年比で3.4%減、2020年が3.7%減とやや減少幅が広がり、2021年はマイナス2.7%と下げ止まりの兆しをみせています。2020年の減少率が最も高いものの、コロナ禍の影響はわずかに止まっているようにみえます。


年月 店舗数 増減率(%)
2015年9月 175,444
2016年9月 171,427 -2.29
2017年9月 170,332 -0.01
2018年9月 165,885 -2.61
2019年9月 160,204 -3.42
2020年9月 154,269 -3.7
2021年9月 150,087 -2.71
美容院数 年推移

理容店 店舗数推移(2015~2021年、9月時点)

全国の理容店数は、2015年をピークに徐々に減少傾向となっています。全体に前年比3~3.5%減のペースで毎年減少しており、2016年の減少率が3.8%と最も高い水準です。2020年、2021年はむしろ若干ながら減少率が持ち直しており、店舗数の上では、コロナ禍の影響はみられません。


年月 店舗数 増減率(%)
2015年9月 79,175
2016年9月 76,143 -3.83
2017年9月 73,553 -3.4
2018年9月 71,134 -3.29
2019年9月 68,681 -3.45
2020年9月 66,555 -3.1
2021年9月 64,566 -2.99
理容店 年推移

エステティック 店舗数推移(2015~2021年、9月時点)

全国のエステティック店舗数は、2015~2018年はほぼ横ばいで推移しましたが、2019年に前年に比べて件数で5,257件、17%減と大きく減少しました。2020年は20%超と、さらに大きく落ち込んでいます。2020年はコロナ禍の影響が考えられますが、2019年減少幅も大きいのは競合激化など他の要因のためとみられます。結果、この6年間で1万店以上の減少となりました。


年月 店舗数 増減率(%)
2015年9月 30,878
2016年9月 31,442 +1.79
2017年9月 31,194 -0.79
2018年9月 30,699 -1.59
2019年9月 25,442 -17.12
2020年9月 20,229 -20.49
2021年9月 19,722 -2.51
エステティック店舗数 年推移

ネイルサロン 店舗数推移(2015~2021年、9月時点)

全国のネイルサロン店舗数は、2016年をピークに減少傾向にあります。とはいえ全体的に減少幅は小さく、2019年の前年比約3.6%の減少が最も目立ったところです。2020年、2021年は小幅の減少となっており、コロナ禍の影響はほとんど見受けられません。


年月 店舗数 増減率(%)
2015年9月 5,709
2016年9月 5,917 +3.52
2017年9月 5,845 -1.22
2018年9月 5,695 -2.57
2019年9月 5,493 -3.55
2020年9月 5,419 -1.35
2021年9月 5,267 -2.8
ネイルサロン数 年推移

着付け 店舗数推移(2019~2021年※、9月時点)

全国の着付けができる店の数は、2019年から2020年にかけて若干増加し、2020年から2021年にかけてはほぼ横ばいに推移しています。コロナ禍の影響は特にみられません。


※「着付け」は2019年に追加された業種分類であるため、3年間の推移となっています。


年月 店舗数 増減率(%)
2019年9月 17,464
2020年9月 17,748 +1.6
2021年9月 17,711 -0.21
着付け店舗数 年推移

リラクゼーション 店舗数推移(2019~2021年※、9月時点)

全国のリラクゼーション店舗数は、2019年9月には7,000を超えていましたが、1年後には約2,000件、28.6%と大幅に減少しています。2021年には2.3%増とわずかながら戻しました。2020年に落ち込んだのは、やはりコロナ禍の影響が大きいものと推測できます。


※「リラクゼーション」は2019年に追加された業種分類であるため、3年間の推移となっています。


年月 店舗数 増減率(%)
2019年9月 7,230
2020年9月 5,159 -28.64
2021年9月 5,282 +2.33
リラクゼーション店舗数 年推移

〔まとめ〕回復の兆しは見え始めているが・・・

コロナ禍の2020、2021年を含む店舗数の推移は、同じ美容関連でも傾向が大きく異なっています。美容院や理容店、ネイルサロン、着付けでは、コロナ禍が直接の原因とみられる大きな落ち込みはありません。一方、エステティックとリラクゼーションは2020年に大幅な減少となり、コロナ禍の影響が明確です。
緊急事態宣言下で、美容院と理容店は休業要請の対象から外れた一方、エステティックやネイルサロン、リラクゼーションは対象となったことが、業種間の明暗に影響したものと思われます(ネイルサロンは例外的に影響がみられませんが)。
また、エステティックに関しては、近年、医療美容の拡大やセルフエステ、美容家電の普及などの競合要因が増えていたことも、2019・2020年の大幅な落ち込みの背景にあったものと推察されます。
今のところ理・美容院の店舗数にコロナの影響がみられないとはいえ、顧客ニーズの変化は確実に起こっています。利用頻度(1カ月に1度を3~4カ月に1度に)やメニューの変化(カットのみ)、費用の節約、通いやすさで店を選ぶ、など。
美容関連業界は、2020年を底とすれば回復の兆しも見え始めています。とはいえ、コロナ禍で変容した消費者の行動様式や、市場の成熟・競合激化といった従来からの課題が今後どう店舗数に影響を与えていくのか、気になるところです。



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