【2023年版】美容関連の店舗数が多い都道府県ランキング

2023年8月21日 | 業界・地域分析

美容関連2023年イメージ

「カットに特化した低価格店」「高付加価値型美容室」「個人サロン」「シェアサロン」など、形態の多様化が進む 昨今の美容関連業界。店舗数の動きはどうなっているのでしょうか。
今回は、当社の企業データベース(電話帳情報 ※)を元に、8つの美容関連業種(ジャンル)毎にそれぞれ「店舗数が多い都道府県ランキング」と「人口当たりの店舗数が多い都道府県ランキング」を集計。2022年版と比べた増減状況や地域別傾向についても考察してみました。


※2023年7月集計データ。当記事では、電話帳の登録件数を「店舗数」としています。


データの集計方法について


  • 集計元のデータベースは、当社が全国の企業電話帳を1,140種類の業種(ジャンル)に分類したものです。今回は「理容・美容」に分類された8ジャンルの情報を使用しています。すべての店舗を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 電話帳の掲載1件に対して複数の業種を付加する場合があるため、同一掲載のデータが業種違いで複数存在することがあります。
  • ランキング表の人口は「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)」のデータです(令和5年4月12日公表)。 出典:総務省統計局ホームページ  https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2022np/index.html
  • 人口1万人当たりの店舗数は、上記「人口推計」の都道府県別総人口を元に、日本ソフト販売株式会社が算出しました。

■目次(クリックすると各項目に移動します)

美容院 【表-1】「美容院」が多い都道府県ランキング
【表-2】「人口当たりの美容院数」が多い都道府県ランキング
理容店 【表-3】「理容店」が多い都道府県ランキング
【表-4】「人口当たりの理容店数」が多い都道府県ランキング
エステティック 【表-5】「エステティック店」が多い都道府県ランキング
【表-6】「人口当たりのエステティック店数」が多い都道府県ランキング
ネイルサロン 【表-7】「ネイルサロン」が多い都道府県ランキング
【表-8】「人口当たりのネイルサロン数」が多い都道府県ランキング
まつげサロン 【表-9】「まつげサロン」が多い都道府県ランキング
【表-10】「人口当たりの まつげサロン数」が多い都道府県ランキング
着付け 【表-11】「着付け」サービス店が多い都道府県ランキング
【表-12】「人口当たりの着付けサービス店数」が多い都道府県ランキング
メイクアップサービス 【表-13】「メイクアップサービス店」が多い都道府県ランキング
【表-14】「人口当たりのメイクアップサービス店数」が多い都道府県ランキング
リラクゼーション 【表-15】「リラクゼーション店」が多い都道府県ランキング
【表-16】「人口当たりのリラクゼーション店数」が多い都道府県ランキング
【まとめ】 利用単価の上昇や新しいトレンドなど明るい話題も・・・

美容院(全国:13万5,938店)

人口当たり店舗数上位は、東北・北陸&人口が少ない県


美容院数が多い都道府県(絶対数)のトップ5は、東京都(8,735店)、愛知県(7,292店)、大阪府(6,476店)、北海道(6,123店)、神奈川県(5,668店)で、前年同月のランキングと全く同じ順位です。

一方、人口10万人当たりの店舗数でみると、鳥取県(202.02店)、秋田県(199.89店)、山形県(196.35店)、島根県(194.38店)、福井県(186.19店)、がトップ5。6~10位には、新潟・富山・石川の北陸勢が顔を揃えています。
前年同月のランキングと比べると1位、2位の順位が入れ替わって鳥取県がトップに輝き、5位、6位も入れ替って福井県が5位に入りしました。

前年同月と比べた増減率をみると、すべての都道府県で減少しており、秋田県(6.72%減)、長崎県(6.26%減)、大分県(5.81%減)の減少幅が比較的大きくなっています。


【表-1】「美容院」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 東京都 8,735 -3.61
2位 愛知県 7,292 -2.28
3位 大阪府 6,476 -3.04
4位 北海道 6,123 -4.34
5位 神奈川県 5,668 -3.70
6位 福岡県 5,490 -4.80
7位 静岡県 5,238 -3.07
8位 兵庫県 4,873 -4.82
9位 千葉県 4,835 -2.79
10位 埼玉県 4,822 -3.69

【表-2】「人口当たりの美容院数」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 鳥取県 202.02 1,099 -3.34
2位 秋田県 199.89 1,859 -6.72
3位 山形県 196.35 2,044 -1.87
4位 島根県 194.38 1,279 -2.29
5位 福井県 186.19 1,402 -3.58
6位 高知県 185.21 1,252 -4.79
7位 新潟県 181.84 3,915 -4.70
8位 長野県 176.98 3,575 -4.18
9位 富山県 175.81 1,788 -2.19
10位 石川県 166.99 1,867 -5.28

理容店(全国:5万7,798店)

床屋さんは寒い地域に多い?


理容店数が多い都道府県のトップ5は、北海道(3,395店)、愛知県(2,858店)、東京都(2,754店)、静岡県(2,185店)、神奈川県(2,176店)の順。1年前との違いをみると、静岡県が6位から2つランクアップし、福岡県が入れ替わり6位となっています。1位北海道は、人口当たりでも17位と比較的上位の位置につけています。

人口当たりの店舗数では、山形県が10万人当たりで1位(119.69店)で、次いで秋田県(113.33店)、島根県(102.74店)、岩手県(92.80店)、新潟県(91.18店)と続いています。10位以内のうち半分は東北地方で、中国地方が3県、北陸2県、といった構成になっています。

前年同月の理容店数と比べると、美容院同様にすべての都道府県で減少しており、大分(8.01%減)、三重(7.14%減)の減少幅が比較的大きくなっています。


【表-3】「理容店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 北海道 3,395 -5.14
2位 愛知県 2,858 -3.54
3位 東京都 2,754 -5.43
4位 静岡県 2,185 -3.23
5位 神奈川県 2,176 -3.72
6位 福岡県 2,164 -5.00
7位 大阪府 2,032 -2.82
8位 千葉県 1,992 -3.25
9位 埼玉県 1,975 -4.17
10位 新潟県 1,963 -4.15

【表-4】「人口当たりの理容店数」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 山形県 119.69 1,246 -2.58
2位 秋田県 113.33 1,054 -5.64
3位 島根県 102.74 676 -1.74
4位 岩手県 92.80 1,096 -4.45
5位 新潟県 91.18 1,963 -4.15
6位 福島県 90.45 1,619 -2.88
7位 青森県 89.04 1,072 -4.20
8位 鳥取県 84.74 461 -6.87
9位 福井県 79.15 596 -2.61
10位 山口県 72.81 956 -3.82

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エステティック(全国:1万7,486店)

「実質 総合1位」は中部地方のあの県


エステティック店舗数が多い都道府県のトップ5は、東京都(1,695店)、愛知県(1,405店)、大阪府(1,177店)、福岡県(880店)、兵庫県(712店)。愛知県は大都市圏でありながら人口当たりでも10位に入っており、「実質 総合1位」と言っても差し支えない位置づけです。

人口10万人当たりの店舗数で順位を付けると、福井県(28.15店)、富山県(26.65店)、長野県(24.95店)、石川県(24.69店)、香川県(22.48店)の順。4位以内は北陸勢が多く、5~10位では四国勢が目立っています。

エステティックでは、前年同月に比べ店舗数が増えている県が2県(鹿児島県:1.46%増、島根県:0.88%増)あり、香川県がプラスマイナスゼロとなっています。あとの44都道府県では減少しており、大分(9.42%減)、秋田(8.93%減)、富山(8.14%減)の減少率が比較的大きいです。


【表-5】「エステティック店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 東京都 1,695 -5.41
2位 愛知県 1,405 -0.71
3位 大阪府 1,177 -3.37
4位 福岡県 880 -7.07
5位 兵庫県 712 -6.93
6位 神奈川県 710 -2.47
7位 静岡県 670 -2.33
8位 北海道 537 -6.28
9位 千葉県 534 -4.98
10位 長野県 504 -3.63

【表-6】「人口当たりのエステティック店数」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福井県 28.15 212 -5.78
2位 富山県 26.65 271 -8.14
3位 長野県 24.95 504 -3.63
4位 石川県 24.69 276 -5.48
5位 香川県 22.48 210 0
6位 愛媛県 20.52 268 -2.19
7位 三重県 19.98 348 -4.40
8位 山口県 19.88 261 -1.14
9位 徳島県 19.46 137 -3.52
10位 愛知県 18.75 1,405 -0.71

ネイルサロン(全国:4,749店)

都市圏と地方圏の格差が大きい美容ジャンル


ネイルサロン数が多い都道府県のトップ5は、東京都(697店)、大阪府(404店)、愛知県(313店)、神奈川県(255店)、福岡県(233店)、です。ランキング順位は10位まで、前年同月と全く変わっていません。また、13位以降は100店未満となっており、大都市圏と地方圏の格差が比較的大きい業態といえます。

店舗数を人口比でみると、福井県が10万人あたり7.30店と最も多く、香川(6.53店)、長野(6.39店)、沖縄(5.99店)、徳島(5.97店)、の順で続いています。東京都は数が突出しているだけあって人口当たりでも7位にランクイン、大阪府も9位に入っています。

前年同月に比べネイルサロンが増えている都道府県は、7府県(高知・宮城・広島・福井・千葉・静岡・京都)と、人口が中規模(200万人)以上の県 または大都市圏近郊が多いようです。このうち、最も増加率が高いのは高知県で、10.71%増(3店増)と2ケタの伸びを示しています。次いで宮城県が5.45%増(3店増)、広島県が4.10%増(5店増)と続いています。
一方、鳥取県は4店減って13店となり、減少率にすると23.53%の大幅減。兵庫・青森・岡山・石川・熊本県も10~11%減っています。この中で兵庫県だけが人口規模で抜きん出て大きいため、数にすると1年で27店減と目立っています。


【表-7】「ネイルサロン」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 東京都 697 -3.06
2位 大阪府 404 -2.18
3位 愛知県 313 -0.32
4位 神奈川県 255 -5.56
5位 福岡県 233 -1.27
6位 兵庫県 205 -11.64
7位 千葉県 200 +1.52
8位 埼玉県 173 -5.98
9位 静岡県 154 +1.32
10位 北海道 146 -2.67

【表-8】「人口当たりのネイルサロン数」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福井県 7.30 55 +1.85
2位 香川県 6.53 61 0
3位 長野県 6.39 129 -3.01
4位 沖縄県 5.99 88 -1.12
5位 徳島県 5.97 42 -2.33
6位 富山県 5.01 51 -1.92
7位 東京都 4.97 697 -3.06
8位 広島県 4.60 127 +4.10
8位 大阪府 4.60 404 -2.18
8位 新潟県 4.60 99 -4.81

まつげサロン(全国:2,134店)

前年同月比で最も増加した府県が多い美容ジャンル


まつげサロン数が多い都道府県のトップ5は、東京都(291店)、大阪府(225店)、愛知県(155店)、神奈川県(137店)、福岡県(128店)。ネイルサロンのランキング順位と全く同じです。また、1年前のランキング順位と比べると、7位だった神奈川県が4位に浮上し、4位だった兵庫県が8位に後退しています。

人口10万人当たりの店舗数では、大阪府が2.56店と最も多く、福岡県(2.50店)、熊本県(2.33店)、広島県(2.25店)、長野・岐阜・東京・愛知が約2.1店と、わずかの差で続いています。また、今回取り上げた8業種のうち、人口当たりランキングで大都市圏が1位となっているのは、大阪府の「まつげサロン」のみです。

前年同月に比べ店舗数が増えている都道府県は、今回取り上げた8業種のうちで、最も多い数(21府県)となっています。増加率トップは岡山県(16.67%増)で、長崎県(14.29%増)、大分県(11.11%増)と続きます。 一方、減少率が最も大きいのは鳥取県(22.22%・2店減)で、石川・鹿児島・山梨・高知・兵庫県も2ケタ減となっています。中でも兵庫県は、ネイルサロンと同様に大都市圏で唯一やや目立った減り方をしています。


【表-9】「まつげサロン」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 東京都 291 -0.68
2位 大阪府 225 +2.74
3位 愛知県 155 +4.73
4位 神奈川県 137 +1.48
5位 福岡県 128 +6.67
6位 埼玉県 100 +3.09
7位 千葉県 86 +3.61
8位 兵庫県 80 -10.11
9位 静岡県 70 -1.41
10位 北海道 66 0

【表-10】「人口当たりのまつげサロン数」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 大阪府 2.56 225 +2.74
2位 福岡県 2.50 128 +6.67
3位 熊本県 2.33 40 0
4位 広島県 2.25 62 +5.08
5位 長野県 2.13 43 +4.88
6位 岐阜県 2.11 41 +5.13
7位 東京都 2.07 291 -0.68
7位 愛知県 2.07 155 +4.73
9位 宮崎県 2.00 21 0
10位 滋賀県 1.99 28 0

着付け(全国:1万6,441店)

人口当たり10位以内は「北陸勢」と「九州勢」に 二分


着付けサービスの店舗数が多い都道府県のトップ5は、福岡県(1,030店)、新潟県(720店)、長野県(714店)、熊本県(699店)、北海道(633店)の順。上位が地方の県で、7~10位に人口700万人以上の巨大都府県(東京、大阪、神奈川、埼玉)が続いており、ほかの美容関連業種とは異なるランキング構成となっています。

人口10万人当たりの店舗数でみると、福井県が42.50店と最も多く、2位が熊本県(40.69店)、以降、石川県(37.75店)、富山県(36.58店)、長野県(35.35店)、と続いています。人口当たり10位以内は北陸勢と九州勢に 二分されており(長野県を除く)、北陸勢がより上位に位置しています。

前年同月比でみると、わずかながらも増加しているのが高知(1.12%増)と山梨(0.68%増)の2県で、プラスマイナスゼロが和歌山県。そのほかは減少しており、人口が同規模(111~113万人台)の青森県(6.19%減)、山口県(6.01%減)、大分県(5.90%減)で、減少が目立っています。


【表-11】「着付けサービス店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福岡県 1,030 -3.56
2位 新潟県 720 -3.49
3位 長野県 714 -3.64
4位 熊本県 699 -5.03
5位 北海道 633 -2.16
6位 兵庫県 600 -1.96
7位 東京都 595 -0.83
8位 大阪府 591 -5.44
9位 神奈川県 514 -2.84
10位 埼玉県 500 -0.20

【表-12】「人口当たりの着付けサービス店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福井県 42.50 320 -1.23
2位 熊本県 40.69 699 -5.03
3位 石川県 37.75 422 -1.86
4位 富山県 36.58 372 -0.53
5位 長野県 35.35 714 -3.64
6位 長崎県 33.75 433 -3.78
7位 新潟県 33.44 720 -3.49
8位 佐賀県 33.21 266 -2.21
9位 宮崎県 31.75 334 -2.91
10位 大分県 31.71 351 -5.90

メイクアップサービス(全国:5,401店)

「2位に大差をつけた1位」は 九州のあの県


メイクアップサービスの店舗数が多い都道府県のトップ5は、福岡県(429店)、東京都(292店)、長野県(267店)、熊本県(246店)、新潟県(229店)の順。福岡県は着付けとともにメイクアップでも「2位に大差をつけた1位」に輝いています。

人口10万人当たりの店舗数では、熊本県(14.32店)、長野県(13.22店)、徳島県(12.64店)、宮崎県(11.22店)、鹿児島県(11.07店)、の順。2位の長野県は、エステティック、ネイルサロン、まつげサロン、着付け、メイクアップサービスの計5業種で人口比5位以内に入っている上位常連県です。

前年同月に比べ店舗数が増えている都道府県は、和歌山県(3.85%増)、青森県(2.70%増)、岩手(2.38%増)、鹿児島県(2.37%増)、香川県(1.98%増)など。いずれも数にすると2~4店程度の増加ではあるものの、11都道府県で増加しています。
一方、比較的減少幅が大きいのは、三重県(8.33%減)、大分県(7.56%減)、広島県(7.41%減)、京都府(6.87%減)、といったところです。


【表-13】「メイクアップサービス店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福岡県 429 -5.09
2位 東京都 292 +1.39
3位 長野県 267 -3.26
4位 熊本県 246 -5.02
5位 新潟県 229 -2.14
6位 神奈川県 217 -4.41
7位 大阪府 208 -3.70
8位 福島県 190 -5.00
9位 兵庫県 178 -0.56
10位 鹿児島県 173 +2.37

【表-14】「人口当たりのメイクアップサービス店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 熊本県 14.32 246 -5.02
2位 長野県 13.22 267 -3.26
3位 徳島県 12.64 89 -1.11
4位 宮崎県 11.22 118 0
5位 鹿児島県 11.07 173 +2.37
6位 香川県 11.03 103 +1.98
7位 岩手県 10.92 129 +2.38
8位 新潟県 10.64 229 -2.14
9位 福島県 10.61 190 -5.00
10位 長崎県 10.29 132 -2.22

リラクゼーション(全国:4,769店)

人口が少ない県の一部で増加傾向も


リラクゼーションの店舗数が多い都道府県のトップ5は、東京都(650店)、大阪府(408店)、愛知県(336店)、神奈川県(291店)、福岡県(252店)の順。東京と大阪は人口比でもそれぞれ7位、6位と上位に入っており、基本的に都市圏優位の美容ジャンルであるといえます。

10万人当たりの店舗数1位は 福井県(5.84店)で、2位が沖縄県(5.59店)、島根県(5.17店)、福岡(4.93店)、山梨県(4.86店)と、僅差で続いています。前年同月の順位と比べると、福井県が3位から1位へ、島根県も6位から3位へ浮上している点が目立っています。

前年同月と比べてみると、増加した県は13あり、最も増加率が高いのは鳥取県(15.79%・3店増)で、福井県も(10.00%・4店増)高い増加率となっています。


【表-15】「リラクゼーション店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 東京都 650 -10.71
2位 大阪府 408 -3.77
3位 愛知県 336 -2.04
4位 神奈川県 291 -6.73
5位 福岡県 252 -5.62
6位 兵庫県 213 -7.39
7位 埼玉県 202 -9.42
8位 千葉県 197 -3.90
9位 静岡県 143 -1.38
10位 北海道 122 -8.96

【表-16】「人口当たりのリラクゼーション店」が多い都道府県ランキング

順位 都道府県 人口10万人当たり
店舗数
2023年7月
店舗数
前年同月比
増減率(%)
1位 福井県 5.84 44 +10.00
2位 沖縄県 5.59 82 -7.87
3位 島根県 5.17 34 0
4位 福岡県 4.93 252 -5.62
5位 山梨県 4.86 39 -9.30
6位 大阪府 4.65 408 -3.77
7位 東京都 4.63 650 -10.71
8位 愛知県 4.48 336 -2.04
9位 宮城県 4.39 100 -1.96
10位 愛媛県 4.29 56 -8.20

【まとめ】利用単価の上昇や新しいトレンドなど明るい話題も・・・

美容業界ではこのところ「利用単価の上昇」「メンズ美容の需要拡大」「ヘアカラーの好調」「眉毛ケア需要増」など、明るい話題が増えています。人口減や需要構造の変化、過当競争等が原因で長期的に減少傾向をだどる美容ジャンルが多い一方、メニューの多様化や新たな分野の需要開拓が活発化しています。

また、理・美容以外のジャンルは大都市圏中心の展開が多くなっていますが、「まつげサロン」など地方への広がりが進行中のジャンルもあります。
メンズ美容といった新しいトレンドが今後どのくらいの人口規模の県にまで広がっていくのか、人口減の中でどのジャンルが増え、どのジャンルが減っていくのかなど、興味は尽きないところです。


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