【2022年版】飲食店チェーンの店舗数ランキング

2022年3月14日 | 業界・地域分析

飲食店

休業、時短、外出控え・・・と、2年にわたりコロナ禍に翻弄され続けてきた飲食店業界。コロナ2年目の飲食チェーン店舗数は、1年目と比べてどのような動きをみせているのでしょうか。
今回の2022年版(2021年1月~2022年1月)では、当社のチェーン店データを元に、1年間における飲食チェーン店舗数の推移や業種・業態別動向、チェーン別店舗数ランキングと増減状況など、前回の2021年版との比較も交えて振り返ります。

データの集計方法について

飲食店業種を以下のように分類しています。クリックをすると各業種の店舗数ランキングに移動します。


集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべての飲食店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。

・2022年1月時点で、全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。

・当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。

・店舗数の増減率(%)は、2022年1月と2021年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。


1 ファミリーレストラン -
2 和食系 鍋・しゃぶしゃぶ、寿司、牛丼・丼物、とんかつ・かつ丼、てんぷら・天丼、そば、うどん
3 洋食系 創作料理・レストラン、カレー、ハンバーグ・ステーキ、パスタ・ピザ
4 ラーメン・餃子 -
5 焼肉 -
6 その他食事処 食堂・定食、エビ・カニ、食べ放題、韓国料理
7 ファストフード ハンバーガー、宅配ピザ、弁当・惣菜、たこ焼き・たい焼き、お好み焼き・もんじゃ焼き
※テイクアウトまたはデリバリーの比重が元々高い飲食店業種
8 居酒屋・バー -
9 カフェ・喫茶 カフェ・喫茶、漫画喫茶・ネットカフェ
10 スイーツ・お菓子 -
11 パン -

ファミリーレストラン

↓3.1% 大幅減のチェーンはあるものの、大幅増のチェーンはなし


2022年版(2021年1月~2022年1月)のファミリーレストランチェーン店舗数は、前月を下回る減少傾向が続き、最も減少した3月には前月から50件近く減っています。11月のみ前月より増えていますが、3店とわずかの増加に止まっています。2022年1月と2021年1月の店舗数を比較すると(以降、前年同月比と表記)、3.1%の減少。2021年版(2021年1月と2020年1月の比較)の5.2%減よりは若干改善していますが、依然厳しい状況が続いています。

店舗数ランキング上位チェーンを前年同月比でみると、増加チェーンが3チェーンに止まり、最も増加率が大きいのは7位の「ジョリーパスタ(5.3%増)」です。全体に微減・微増のチェーンが多い中で、9位「ジョナサン」の減少率の大きさが目立っています。
ちなみに2022年版ランキングを2021年版と比べると5~10位で順位の入れ替わりがみられ、「ビッグボーイ」が圏外の11位となり、替わって「和食さと」が10位にランクインしています。


ファミレスチェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- ファミリーレストラン 6,918 6,702 -3.1

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 ガスト 1,327 1,328 +0.1
2位 サイゼリヤ 1,092 1,081 -1.0
3位 ジョイフル 653 626 -4.1
4位 ココス 548 521 -4.9
5位 バーミヤン 338 348 +3.0
6位 デニーズ 346 326 -5.8
7位 ジョリーパスタ 285 300 +5.3
8位 ロイヤルホスト 220 218 -0.9
9位 ジョナサン 249 210 -15.7
10位 和食さと 207 206 -0.5

和食系

↑0.6% 「とんかつ・かつ丼」が健闘、「寿司」は引き続き増加傾向を維持


和食系チェーン全体の推移をみると、2月を底に上昇に転じ、8、9月にやや減少したあと、10月からまた増加傾向を示しています。その結果、1月時点の前年同月比で0.6%とわずかながら店舗数が増加しました。
和食の中でも「とんかつ・かつ丼」が7.1%増と最も伸びており、特に2→3月は一気に70店増えています。これは「まい泉(委託販売店)」が急増(82店増)したことに起因するものです。当ジャンルでは上位4チェーン<かつや、さぼてんデリカ、松のや、まい泉(委託販売店)>は店舗数を増やしているものの、その他のチェーンは横ばいもしくは微減となっています。コロナ禍において、やはりデリバリー・テイクアウトに強い業態チェーンが着実に店舗数を伸ばしている状況が窺えます。
その他の和食ジャンルでは「寿司」が前年同月比3.6%増と、前回(2021年版)から引き続き増加傾向を維持しています。

一方、ランキング上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、10位以内でプラスとマイナスのチェーンが半々となっています。牛丼大手は、ランキング1・2位の「すき家」「吉野家」が微減の一方、ランキング3位の「松屋」は約2%の増加。4位「丸亀製麺」は3%強減少し、同じ「うどん」ジャンルの「はなまるうどん」も2.4%の減少となっています。揃って増加しているのは「寿司」ジャンル勢で、中でも「スシロー」は9.8%増と高い伸びをみせています。「とんかつ・かつ丼」ジャンルの「かつや」も3.6%増で9位にランクインしています。


和食系チェーン店舗数推移

業種別 店舗数ランキング

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 牛丼・丼物 4,811 4,828 +0.4
2位 寿司 4,124 4,273 +3.6
3位 うどん 2,393 2,314 -3.3
4位 とんかつ・かつ丼 1,677 1,796 +7.1
5位 鍋・しゃぶしゃぶ 1,365 1,317 -3.5
6位 そば 851 812 -4.6
7位 てんぷら・天丼 348 327 -6.0
- 合計 15,569 15,667 +0.6

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 すき家 1,947 1,936 -0.6
2位 吉野家 1,188 1,185 -0.3
3位 松屋 958 977 +2.0
4位 丸亀製麺 861 833 -3.3
5位 スシロー 571 627 +9.8
6位 はま寿司 530 553 +4.3
7位 くら寿司 472 502 +6.4
8位 なか卯 465 463 -0.4
9位 かつや 420 435 +3.6
10位 はなまるうどん 415 405 -2.4

洋食系

↑3.6% 「創作料理・レストラン」「カレー」で新ブランドが躍進


洋食系チェーン全体の推移をみると、小刻みの増減を繰り返しながらも4月以降は上昇線を描いています。1月時点の前年同月比で3.6%と着実に店舗数が増加しました。
中でも「創作料理・レストラン」の増加率が18.4%と飛びぬけており、「カレー」の店も1年間で143店(9.4%増)と大きく増えています。「創作料理・レストラン」が増えたのはタイ料理レストランの「mango tree」と、ワタミ運営の韓国チキンブランド「bb.qオリーブチキンカフェ」が、4月から新しく当社の収集の対象となったことが大きく寄与しています。また、「カレー」は、1年で急拡大した「マイカリー食堂」や、10月から収集対象となった「金沢カレー研究所」の存在が急伸の要因となっています。

チェーン別店舗数ランキング上位10社の動向をみると、1位の「CoCo壱番屋」は前年同月比で若干の減少、2位の「びっくりドンキー」は若干の増加となっています。3位の「いきなり!ステーキ」は、前回(2021年版)ほどではないものの、今回も約17%の大きな減少幅となりました。最も増加率が大きいのは「マイカリー食堂」です。1年前の24店から103店に成長したため、増加率としては329.2%と突出しています。
ランキング順位としては、8位までは2021年版と変わらず、10位だった「梅の花」が12位に後退し、替わって「マイカリー食堂」が圏外から9位にランクアップしました。


洋食系チェーン店舗数推移

業種別 店舗数ランキング

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 カレー 1,527 1,670 +9.4
2位 ハンバーグ・ステーキ 1,483 1,433 -3.4
3位 パスタ・ピザ 811 810 -0.1
4位 創作料理・レストラン 321 380 +18.4
- 合計 4,142 4,293 +3.6

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 カレーハウス CoCo壱番屋 1,257 1,238 -1.5
2位 ハンバーグレストラン びっくりドンキー 320 324 +1.3
3位 いきなり!ステーキ 274 227 -17.2
4位 洋麺屋五右衛門 199 207 +4.0
5位 鎌倉パスタ 189 188 -0.5
6位 ペッパーランチ 163 170 +4.3
7位 ブロンコビリー 128 129 +0.8
8位 ステーキ宮 125 124 -0.8
9位 マイカリー食堂 24 103 +329.2
10位 テン.フォー 85 86 +1.2

ラーメン・餃子

↑0.2% 店舗数は横ばいも、躍進チェーンあり


ラーメン・餃子チェーン全体の店舗数推移をみると、2月、3月と続けて30店ずつ減少したあと、7月までは徐々に持ち直したものの、8月、9月で再び減少、その後また増加基調に転じています。結果、1月の前年同月比では、0.2%増と辛くもプラスとなりました。

ランキング上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、ランキング1位の「餃子の王将」は0.7%の微増。2位の「リンガーハット」は8.8%のマイナスで、トップ10中で最も大きな減少幅となっています。3~9位は、プラスのチェーンが3社でマイナスチェーンが4社ですが、増減幅は1~3%台の範囲内に収まっています。
最も増加率が高いのは「丸源ラーメン」の12.9%で、この伸びにより前回(2021年版)の圏外から新たに10位に浮上しました。


ラーメン・餃子チェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- ラーメン・餃子 7,440 7,456 +0.2

チェーン店別件数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 餃子の王将 729 734 +0.7
2位 リンガーハット 651 594 -8.8
3位 幸楽苑 422 412 -2.4
4位 日高屋 392 404 +3.1
5位 大阪王将 354 362 +2.3
6位 Sugakiya 267 257 -3.7
7位 来来亭 244 246 +0.8
8位 天下一品 232 229 -1.3
9位 らあめん花月 200 198 -1.0
10位 丸源ラーメン 155 175 +12.9

焼肉

↑9.4% 新興勢力の押し上げで、1年で最も増加した飲食業種に


焼肉チェーン全体の店舗数推移をみると、始まりの2021年1月を底に、ほぼ毎月前月を上回る状況が続いています。特には2→3月には141店と急増しており、これは「焼肉ライク」と「大阪焼肉・ホルモン ふたご」が3月から当社の収集対象に加わったことによるものです。

上位チェーンの店舗数をを前年同月比でみると、最大手「牛角」が微減だった一方、2位「焼肉きんぐ」は10.4%と店舗数を伸ばしました。3位「七輪焼肉安安」も4.6%と手堅く増やしています。
1~8位は前回(2021年版)とメンバーも順序も同じですが、今回躍進が目立つのは新たに9・10位にランクインしたチェーンです。9位の「ときわ亭」は1年間で32店増やして増加率80%と大躍進。同数で10位に並んだ「焼肉ライク」「大阪焼肉・ホルモン ふたご」も順調に店舗数を伸ばし続けています。焼肉全体で9.4%増の高い伸び率は、主に新興勢力の成長によって押し上げられていることがわかります。


焼肉チェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- 焼肉 2,667 2,918 +9.4

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 牛角 609 596 -2.1
2位 焼肉きんぐ 251 277 +10.4
3位 七輪焼肉安安 173 181 +4.6
4位 安楽亭 166 166 0
5位 牛繁 154 156 +1.3
6位 本格焼肉 あみやき亭 111 110 -0.9
7位 ワンカルビ 89 89 0
8位 情熱ホルモン 78 76 -2.6
9位 ときわ亭 40 72 +80.0
10位 焼肉ライク -(※) 71
10位 大阪焼肉・ホルモン ふたご -(※) 71

※2021年1月時点の収集なし

その他食事処

↓1.5% 2022年版も引き続き唐揚げ勢が躍進


その他食事処全体の店舗数推移をみると、2021年1月から少しずつ減少傾向をたどった結果、前年同月比で1.5%減となりました。業態別にみると、マイナス7.5%となった「食べ放題」の減少が目立ちます。その他(食堂・定食、エビ・カニ料理、韓国料理)はほぼ横ばいといった状況です。

上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、ランキング1位の「やよい軒」は店舗数が変わらず、2位「まいどおおきに食堂」は10%強の減少、3位「大戸屋」は微減といったところです。
最も増加率が大きいのは、前回9位から6位にランクを上げた「から揚げの天才」の36.7%増。「からやま」も9.3%と伸び率が高く、2022年版も2021年版に引き続き唐揚げ勢の躍進ぶりが印象的です。一方「すたみな太郎」の減少率には、コロナ禍による「食べ放題」業態の苦境のほどが窺えます。


その他食事処チェーン店舗数推移

業種別 店舗数ランキング

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 食堂・定食 2,287 2,265 -1.0
2位 食べ放題 255 236 -7.5
3位 エビ・カニ料理 119 119 0
4位 韓国料理 52 52 0
- 合計 2,713 2,672 -1.5

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 やよい軒 373 373 0
2位 まいどおおきに食堂 357 320 -10.4
3位 大戸屋 317 313 -1.3
4位 ごはんどき 281 284 +1.1
5位 からやま 107 117 +9.3
6位 から揚げの天才 79 108 +36.7
7位 串家物語 108 106 -1.9
8位 和食レストランとんでん 97 96 -1.0
9位 すたみな太郎 89 80 -10.1
10位 利久 64 63 -1.6

ファストフード

↑1.2% 前年同月比増加率で「宅配ピザ」がひとり勝ち


ファストフード全体の店舗数推移をみると、2月から5月にかけて一旦減少したあと増加傾向に転じ、そのまま上昇線を描いています。その結果、前年同月比で1.2%増とやや増加しました。
業種別にみると、「宅配ピザ」が10%強の伸びで全体をけん引していることがわかります。その他は「ハンバーガー」が微増で「弁当・惣菜」が微減、「お好み焼き・もんじゃ焼き」が約3%減、「たこ焼き・たい焼き」が約2%減と、どちらかというと後退傾向の業種が多くなっています。同じテイクアウト中心の業種でも、コロナ禍以前からデリバリー態勢を備えていたピザチェーンが強みを発揮しているようです。

ランキング上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、「マクドナルド」「ほっともっと」「モスバーガー」の上位3社は、ほぼ横ばいといってよい範囲内です。4位「ケンタッキーフライドチキン」も微増に止まっています。最も高い伸びを示しているのは「ドミノピザ(26.4%増)」で、ファーストフードチェーン全体を引っ張っています。これに「ピザハット」が7.2%増で続いており、「宅配ピザ」ひとり勝ち状態を印象付けています。


ファストフードチェーン店舗数推移

業種別 店舗数ランキング

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 ハンバーガー 6,289 6,339 +0.8
2位 弁当・惣菜 5,336 5,297 -0.7
3位 宅配ピザ 2,158 2,382 +10.4
4位 お好み焼き・もんじゃ焼き 1,034 1,004 -2.9
5位 たこ焼き・たい焼き 715 700 -2.1
- 合計 15,532 15,722 +1.2

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 マクドナルド 2,913 2,934 +0.7
2位 ほっともっと 2,465 2,457 -0.3
3位 モスバーガー 1,251 1,252 +0.1
4位 ケンタッキーフライドチキン 1,133 1,153 +1.8
5位 ドミノピザ 692 875 +26.4
6位 ほっかほっか亭 848 843 -0.6
7位 ピザーラ 529 535 +1.1
8位 銀だこ 482 485 +0.6
9位 ピザハット 431 462 +7.2
10位 本家かまどや 440 425 -3.4

居酒屋・バー

↓5.9% 専門型が台頭し、総合型の老舗居酒屋は苦戦続く


居酒屋・バー全体の店舗数推移をみると、2021年1月から一貫して減少傾向をたどっています。前回の2021年版(2020/1~2021/1)も一貫して減少していたため、2年に亘って減り続けていることになります。前年同月比の減少率は5.9%となり、2021年版の13%減と比べるとだいぶ改善しているものの、やはりコロナ禍の影響を最も受けている飲食店であることに変わりがありません。

上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、10社中プラスとなったのは「串カツ田中(10%増)」と「職人握り寿司居酒屋 や台ずし(8.0%増)」のみ。両チェーンとも増加率が高く、チェーン間の明暗が鮮明になっています。
ランキング1・2位の「鳥貴族」「やきとり大吉」は微減に止まっていますが、3位の「魚民」と8位の「庄や」の減少幅が特に大きくなっています。前回同様に2022年版も、寿司・串カツ・やきとりといった専門型の居酒屋チェーンに比較的勢いがあり、総合型の老舗居酒屋チェーンが苦戦する構図が続いているようです。


居酒屋・バーチェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- 居酒屋・バー 8,607 8,098 -5.9

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 鳥貴族 622 616 -1.0
2位 やきとり大吉 534 524 -1.9
3位 魚民 544 492 -9.6
4位 串カツ田中 275 303 +10.2
5位 職人握り寿司居酒屋 や台ずし 261 282 +8.0
6位 八剣伝 261 246 -5.7
7位 養老乃瀧 258 239 -7.4
8位 庄や 243 186 -23.5
9位 くいもの屋わん 185 183 -1.1
10位 目利きの銀次 186 176 -5.4

カフェ・喫茶

↓0.1% 「カフェ・喫茶」が微増、「漫画喫茶・ネットカフェ」は後退


カフェ・喫茶チェーン全体の店舗数推移をみると、2月、3月と続けて大きく減少したあと、増減を繰り返しながら横ばいで推移し、その後上昇傾向に転じています。その結果、前年同月比ではマイナス0.1減となり、ほぼ同水準に戻っています。
ただ、業態別にみると「カフェ・喫茶」が0.7%増と微増しているのに対し、「漫画喫茶・ネットカフェ」は6.8%減少し、全体の足を引っ張る形となりました。

上位チェーンの動向を前年同月比でみると、店舗数ランキング1位の「Starbucks Coffee(4.8%増)」、3位「珈琲所 コメダ珈琲店(4.0%増)」、7位「星乃珈琲店(5.2%増)」の3チェーンがプラスで、あとの7チェーンはマイナスとなっています。ほとんどが1~2%台の微減ですが、「サンマルクカフェ」「PRONTO」の減少幅がやや大きくなっています。
また、前回2021年版と最も異なるのは、2ケタの大きな伸びをみせていた「快活CLUB」が今回は1.7%減となった点です。「漫画喫茶・ネットカフェ」ジャンル2、3位の「自遊空間」「コミックバスター」の減少幅はもっと大きいことからみても、同ジャンルの後退感が色濃くなっています。


カフェ・喫茶チェーン店舗数推移

業種別 店舗数ランキング

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 カフェ・喫茶 7,847 7,901 +0.7
2位 漫画喫茶・ネットカフェ 951 886 -6.8
- 合計 8,798 8,787 -0.1

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 Starbucks Coffee 1,618 1,696 +4.8
2位 ドトールコーヒーショップ 1,082 1,069 -1.2
3位 珈琲所 コメダ珈琲店 876 911 +4.0
4位 タリーズコーヒー 767 753 -1.8
5位 快活CLUB 520 511 -1.7
6位 サンマルクカフェ 383 360 -6.0
7位 星乃珈琲店 271 285 +5.2
8位 珈琲館 217 213 -1.8
9位 PRONTO 197 188 -4.6
10位 CAFE de CRIE 187 182 -2.7

スイーツ・お菓子

↑1.5% 5位内の大手チェーンの店舗数が順調に増加


スイーツ・お菓子全体の店舗数推移をみると、3月を底に上昇傾向に転じて6~9月は横ばい、10月に一旦減少したあと12月に向けて再び上昇しています。2022年1月と2021年1月の前年同月比は、1.5%のプラスとなりました。

上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、ランキング1位の「サーティーワン」は3.5%減となり、2位「ミスタードーナツ」は1.9%の増加、3位「不二家」も6.0%増と堅調に伸ばしています。最も増加幅が大きいのは「シャトレーゼ」の10.6%増。全体にランキング5位内の大手にプラスのチェーンが多くなっています。
ランキング順位は、7位までは前回2021年版と同じだったものの、前回8位の「ブルーシール」が13位に後退したため、入れ替わりに「白十字」が10位にランクインしました。


スイーツ・お菓子チェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- スイーツ・お菓子 4,918 4,994 +1.5

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 サーティーワン 1,046 1,009 -3.5
2位 ミスタードーナツ 962 980 +1.9
3位 不二家 738 782 +6.0
4位 銀座コージーコーナー 706 733 +3.8
5位 シャトレーゼ 555 614 +10.6
6位 ディッパーダン 152 150 -1.3
7位 フロプレステージュ 118 120 +1.7
8位 畑田本舗 61 58 -4.9
9位 デザート王国 58 56 -3.4
10位 白十字 48 47 -2.1

パン

↓1.0% 現状維持が目立つも、全体としてはやや減少


パンチェーン全体の店舗数推移をみると、4月は6店、6月が11店、10月に16店と減少しており、増加で目立つのは8月の16店。大きな動きがみられるのはこれらの月のみで、あとは0~3店増の範囲で大きな変化なく推移しています。結果、前年同月比では1.0%の微減となりました。

上位チェーンの店舗数を前年同月比でみると、ランキング1位の「リトルマーメイド(0.8%増)」が微増で3位「ドンク(0.7%減)」は微減、2位「ヴィ・ド・フランス」が4.5%減とやや大きな減少幅となっています。「キムラヤ」と「パンタジー」はプラスマイナスゼロです。その他のチェーンは2~7%の減少幅で、店舗数にすると1~4店範囲の減少に止まっています。
ランキング順位も前回2021年版と全く同じで特に目立った点はなく、全体的に現状維持、もしくは減少するチェーンが多い結果となっています。


パンチェーン店舗数推移

業種における店舗数の増減率

順位 業種 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
- パン 1,239 1,227 -1.0

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2021年1月 2022年1月 増減率(%)
1位 リトルマーメイド 263 265 +0.8
2位 ヴィ・ド・フランス 177 169 -4.5
3位 ドンク 140 139 -0.7
4位 ポンパドール 74 72 -2.7
5位 キムラヤ 69 69 0
6位 モンタボー 67 65 -3.0
7位 パンタジー 62 62 0
8位 アンデルセン 57 53 -7.0
9位 サンジェルマン 47 48 +2.1
10位 コンセルボ 46 45 -2.2

本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


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