【2021年版】コンビニエンスストアの店舗数ランキング

最終更新日 2021年5月10日 | 業界・地域分析

コンビニエンスストアチェーン

2019年までは前年比プラスか横ばいのおおむね安定した売上高が続いていたコンビニ市場。しかし、公表された2020年の業績推移をみると、コロナ禍によるダメージが鮮明に表れています。

今回は、当社のチェーン店データを元に、コンビニエンスストアの店舗数推移やチェーン別ランキング、コロナ禍影響以前と以後の前年同月比(1月)増減状況、などを集計。店舗数からここ1年余のコンビニ業界を振り返ります。

また、2018年4月の店舗数と2021年3月(最新データ ※記事作成時点)を比較することにより、この間に起きたランキングやチェーン構成の大きな変化を検証します。


データの集計方法について

  • 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのチェーン店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
  • 店舗数の増減率(%)は、2021年1月と2020年1月の対比で算出しています(小数点3位以下は四捨五入)。

コンビニエンスストア 店舗数推移

↓0.07% 前年同月比(2020年1月:2021年1月)はほぼ横ばい


2020年1月から2021年3月(最新)までのコンビニエンスストア店舗数推移をみると、2020年1月をピークに下降、5月を底に上昇傾向となり11月には1月と同水準まで回復しています。しかし、2021年1月から2月にかけてまたガクンと減少して3月にやや持ち直す・・・とジグザグのグラフを描いています。
全体の店舗数前年同月比(2020年1月:2021年1月)は0.07%減で、ほぼ横ばい。売上高でははっきりと不振が表面化していても、店舗数でみるかぎりコロナの影響はあまり感じられません。もっとも、売上高と店舗数では業績が反映されるまでにタイムラグがあるとみられるため、今後の各社出店動向に注目したいところです。



コンビニエンスストア店舗数推移

件数の前年同月比増減率

業種 2020年1月 2021年1月 増減率(%)
コンビニエンスストア 56,986 56,948 -0.07

大手3社は微減または微増、150~230店規模チェーンで店舗数減少

チェーン別ランキングをみていくと、1位の「セブン・イレブン」は前年同月比0.07と微減、2位の「ファミリーマート」が0.7%増、件数で120店弱増加しています。3位の「ローソン」は0.08%の微減となっています。上位3社は店舗数の規模が4位以下とはケタが違うこともあり、増減率としては若干の変動に止まっています。
一方目立った点としては、店舗数150~230店規模の10~12位のチェーン(ポプラ、NEWDAYS、生活彩家)が、10~15%と大きく減少していることが挙げられます。

チェーン店別件数ランキング

順位 チェーン名 2020年1月 2021年1月 増減率(%)
1位 セブン・イレブン 20,893 20,879 -0.07
2位 ファミリーマート 16,361 16,477 +0.70
3位 ローソン 13,621 13,610 -0.08
4位 ミニストップ 1,960 1963 +0.15
5位 セイコーマート 1,169 1,158 -0.94
6位 デイリーヤマザキ 1,019 1,000 -1.86
7位 ローソンxスリーエフ 353 343 -2.83
8位 NEWDAYS 348 346 -0.57
9位 デイリーヤマザキ(※1) 258 245 -5.04
10位 ポプラ 228 201 -11.84
11位 NEWDAYS(※2) 182 154 -15.38
12位 生活彩家 176 159 -9.66
13位 ナチュラルローソン 140 141 +0.71
14位 miniピアゴ 73 72 -1.37
15位 ヤマザキスペシャルパートナーショップ 54 54 0
16位 TOMONY 53 53 0
17位 コミュニティ・ストア 44 38 -13.64
18位 ファミマ!! 42 42 0
19位 ら・む~マート 12 13 +7.69

※1 6位の「デイリーヤマザキ」と同一企業のチェーンですが、業態ブランドが異なるため別集計となっています。

※2 8位の「NEWDAYS」と同一企業のチェーンですが、業態ブランドが異なるため別集計となっています。

【2018年4月との比較】3年で5チェーンがランキングから退場し、上位3社の店舗数シェアが4%上昇

コンビニエンスストアは、上位3チェーンの店舗数が全体の約9割を占める、小売業種の中でも特に寡占度の高い市場であることが特徴です。

店舗数シェア比較(セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソン)

年月 全店計(※) 3チェーン計 占有率(%)
2021年3月 56,844 50,969 89.7
2018年4月 56,034 48,050 85.8

※10店舗以上を展開するチェーンの店舗数合計



2018年4月のランキングをみると、2016年からファミリーマートとの統合が始まった「サークルK」「サンクス」はまだブランド店舗が残っており、名を連ねていました。2018年11月末に統合が完了し、ランキングから消えました。
また、14位「セーブオン」は運営会社がローソンとメガフランチャイズ契約を結び、2018年8月末までにローソンへの転換が完了しています。22位だった「Odakyu MART」は、セブン・アイとの業務提携により、「セブン・イレブン」ブランドに切り替わっています。

2018年4月のチェーン別ランキングと最新ランキングとの比較

チェーン名 順位 2018年4月 順位 2021年3月
セブン・イレブン 1位 20,191 1位 20,974
ファミリーマート 2位 14,791 2位 16,426
ローソン 3位 13,068 3位 13,569
ミニストップ 4位 2,225 4位 1,963
セイコーマート 5位 1,194 5位 1,142
デイリーヤマザキ 6位 1,091 6位 998
サークルK 7位 818
サンクス 8位 471
NEWDAYS 9位 362 7位 345
ローソンxスリーエフ 10位 350 8位 342
ポプラ 11位 255 11位 149
デイリーヤマザキ 12位 253 9位 241
NEWDAYS(※) 13位 210 10位 155
セーブオン 14位 163
ナチュラルローソン 15位 138 13位 138
生活彩家 16位 134 12位 142
miniピアゴ 17位 78 14位 72
TOMONY 18位 59 16位 53
コミュニティ・ストア 19位 57 18位 37
ヤマザキスペシャルパートナーショップ 20位 54 15位 54
ファミマ!! 21位 37 17位 41
Odakyu MART 22位 14
スリーエイト 23位 11 (7)
ら・む~マート 24位 10 19位 13

さらに、最新ランキング(2021年3月)の11位「ポプラ」と12位「生活彩家」のうち100店舗以上が、近く「ローソン・ポプラ」または「ローソン」に転換される予定となっているなど、まだまだ再編は続いています。


未だ収束の見通しが立たないコロナ禍を経たのち、コンビニエンスストアの業界地図は大きく塗り変わるのか、寡占化はさらに進むのかなど、今後の動向が注目されます。


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本記事は日本ソフト販売のチェーン店舗データをもとに作成しています。飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど、全国のチェーン店舗データを提供するサービスについて、詳しい情報を掲載しています。


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