【2026年版】コンビニエンスストアの店舗数ランキング

2026年3月18日 | 業界・地域分析

コンビニエンスストアチェーン

ここ数年、売り上げの順調な伸びが伝えられるコンビニエンスストア業界。最近1年の国内店舗数の動きはどうなっているのでしょうか。
2026年版(2025年1月~2026年1月)では、当社のチェーン店データを元に、コンビニチェーンの店舗数ランキングや前年同月比増減状況など、過去記事との比較も交えて振り返ります。また、国内店舗の大半を占める大手3チェーンの近年の推移も探ってみました。


データの集計方法について

  • 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべてのコンビニエンスストアを網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 2026年1月時点で、全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
  • 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
  • 店舗数の増減率(%)は、2026年1月と2025年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。

【2026年版】コンビニエンスストア 店舗数ランキング

大手3チェーンは揃って増加も、全体では減少傾向


チェーン別店舗数ランキングを1月の前年同月比でみると、10店舗以上を展開する17チェーンのうち7チェーンで増加し、8チェーンで減少、プラスマイナスゼロが2、となっています。

まず、国内店舗の大半を占める上位3チェーンをみると、「セブン・イレブン(1.0%・226店増)」「ファミリーマート(0.6%・100店増)「ローソン(0.3%・36店増)」と、率としては少なめながら、揃って増加しています。

最も増加率が高いのは、西武鉄道とファミリーマートが共同展開している西武線駅ナカのコンビニ「TOMONY(4.9%増・2店舗)」です。これに次ぐ増加率の「NewDays KIOSK(1.9%・2店舗増)」は、JR東日本が駅ナカに展開するコンパクトな形態のコンビニエンスストアです。
そのほかでは「セイコーマート(0.9%増)」「NewDays(0.6%増)」が増加チェーンです。「セイコーマート」は2022年版以降 毎年数店舗の微増を続けていましたが、今回2026年版では11店舗増とやや増勢を強めています。

一方、減少したチェーンでは、ランキング15位「ポプラ(10.7%・6店舗減)」の減少率が最も高く、「ニューヤマザキデイリーストア(8.8%・17店舗減)」がこれに続いています。そのほか「生活彩家」「リコス」「ファミマ!!」が6%台の減少率となっており、ランキング4位の「ミニストップ」も、3.7%・67店舗 減少しています。
増加と減少のチェーン数は拮抗しているものの、増加率の幅より減少率の幅の方が全体的に大きくなっています。

今回初登場の「さくらみくら」は、2025年6月から当社の収集対象となったため、前年同月比増減率は掲載していません。当チェーンは外食大手ゼンショーホールディングスの子会社が運営するコンビニで、店内調理のできたて弁当を提供する「みくら食堂」が特色です。現在(2026年2月)、群馬県(9店)と神奈川県横浜市(1店)で展開しています。

ちなみに、2025年版まではランキング対象となっていた「ら・む~マート」は店舗数が9店舗となったため、今回は圏外となりました。

チェーン別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 セブン・イレブン 21,534 21,760 +1.0
2位 ファミリーマート 16,000 16,100 +0.6
3位 ローソン 13,806 13,842 +0.3
4位 ミニストップ 1,800 1,733 -3.7
5位 セイコーマート 1,176 1,187 +0.9
6位 デイリーヤマザキ 962 953 -0.9
7位 NewDays 345 347 +0.6
8位 ローソン・スリーエフ 328 327 -0.3
9位 ニューヤマザキデイリーストア 193 176 -8.8
10位 NewDays ミニ 162 162 0
11位 ナチュラルローソン 128 128 0
12位 NewDays KIOSK 103 105 +1.9
13位 生活彩家 100 94 -6.0
14位 リコス 58 54 -6.9
15位 ポプラ 56 50 -10.7
16位 ファミマ!! 50 47 -6.0
17位 TOMONY 41 43 +4.9
18位 さくらみくら 10

ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。


【年推移】大手3チェーン 2019~2026年の動向

7年間 増加基調で推移しているチェーンは・・・


当社調査による大手3チェーンの店舗数は、2026年1月現在合わせて5万1,702店で、コンビニ全体(10店舗以上のチェーン)の90.5%(※)を占めています。
このように、コンビニ店舗の大半を占める大手3チェーンの近年(2019~2026年1月時点)の動向を、当社の経年データをもとにみていきます。


※「セブンイレブン」「ファミリーマート」「ローソン」ブランドのみ の シェア合計。同一の運営会社が展開する その他のブランドや、ダブルブランドの店舗は 含まれていません。


セブン・イレブン

セブン・イレブンのここ7年の店舗数推移をみると、2021年に前年をわずかに下回った(0.1%減)ことを除くと、全体としては前年を少しずつ上回って推移しています。この結果、2026年と2019年を比較すると、5.5%(1,133店舗)の増加となっています。


セブンイレブン年推移

ファミリーマート

ファミリーマートのここ7年の推移は、2021年と2026年が前年を上回っているものの、ほかの年は少しずつ前年を下回っており、グラフは緩やかな下降を描いています。この結果、2026年と2019年の比較では、2.5%(421店舗)の減少となりました。


ファミリーマート年推移

ローソン

ローソンの7年間の推移をみると、2021年と2023年が前年を下回っているものの、ほかの年は少しずつ前年を上回って推移しています。この結果、2026年と2019年を比較すると、2.4%(328店舗)の増加となりました。


ローソン年推移

売り上げ・客単価は増え、客数は減少

日本フランチャイズチェーン協会が集計・発表した「コンビニエンスストア統計調査年間集計(2025年1~12月)※」によると、売上高の前年増減比は1.9%増で、5年連続のプラスとなっています。年間平均客単価(前年増減比2.4%増)も12年の長年にわたり伸びが続いています。一方、年間来店客数は0.5%減となり、4年ぶりのマイナスとなっています(いずれも既存店ベース)。2025年のコンビニ業界を一言でまとめると、「売り上げと客単価は増えたが、客数はやや減った」といった状況です。

大手3社の月次報告(2025年3月~2026年1月)をみると、3社とも売上と客単価はすべて前年を上回って推移しているのに対し、セブン・イレブンではこの期間中で8カ月、ファミリーマートも7カ月で客数が前年を下回っています。ローソンのみ2カ月の前年割れとなっています(既存店ベース)。


※一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)正会員7社(セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、 ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン)が対象。


2026年2月期の同じ期間(2025年3月1日~11月30日)の3社の業績をみると、まず、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの2026年2月期 第3四半期決算の国内コンビニエンスストア事業では、営業収益は前年同期比で0.6%増加し、営業利益は2.4%減少しています。減収減益だった前年同期に比べると営業収益はプラスに転じ、営業利益の減少幅は縮まっています。
株式会社ファミリーマートの2026年2月期 第3四半期の業績概況をみると、営業収益が前年同期に比べ0.9%増の微増、事業利益(営業利益)は19.4%と大きく増加しています。
また、株式会社ローソンの2025年度第3四半期 業績概要(単体業績)によると、チェーン全店売上高が前年同期に比べ5.3%増、営業総収入が7.8%増、営業利益が2.4%増といずれも増加しています。

このように大手3社の業績はおおむね好調で、店舗数集計にも増加という形で反映されています。とはいえ、客数の減少は懸念事項となっており、インバウンド需要や消費行動の変化も含め、今後の動向が気になるところです。

本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


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