【2025年版】飲食店チェーンの店舗数ランキング

2025年2月25日 | 業界・地域分析

飲食店

コメなどの食材費や人件費の高騰、物価高による消費者の節約志向 といった激しい環境変化の中、飲食チェーンの国内店舗数はどのような動きをみせているのでしょうか。
今回2025年版(2024年1月~2025年1月)は、当社のチェーン店データを元に、飲食店のチェーン別店舗数ランキングや業種別動向など、当社の過去集計(※)との比較も交えて振り返ります。


※参考:2024年版2023年版2022年版2021年版


データの集計方法について

  • 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべての飲食店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 2025年1月時点で、全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
  • 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
  • 店舗数の増減率(%)は、2025年1月と2024年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。


飲食店業種を以下のように分類しています。クリックをすると各業種の店舗数ランキングに移動します。


1 ファミリーレストラン -
2 和食系 鍋・しゃぶしゃぶ、寿司、牛丼・丼物、とんかつ・かつ丼、てんぷら・天丼、そば、うどん
3 洋食系 創作料理・レストラン、カレー、ハンバーグ・ステーキ、パスタ・ピザ
4 ラーメン・餃子 -
5 焼肉 -
6 ファストフード ハンバーガー、宅配ピザ、弁当・惣菜、たこ焼き・たい焼き、お好み焼き・もんじゃ焼き
※テイクアウトまたはデリバリーの比重が元々高い飲食店業種
7 居酒屋・バー -
8 カフェ・喫茶 カフェ・喫茶、漫画喫茶・ネットカフェ

ファミリーレストラン

上位チェーンは伸び悩み・減少傾向目立つ


ランキングトップ10の店舗数を前年同月比でみると、1~4位の「ガスト」「サイゼリヤ」「ジョイフル」「ココス」は、揃って減少(若干減 または 微減)しています。

増加率が最も高いのは8位の「ロイヤルホスト(4.1%・9店増)」で、「夢庵(3.0%・5店増)」、「バーミヤン(2.8%・10店増)」と続きます。
「ジョリーパスタ」は2021年版以降対前年比で増加が続いているものの、今回は0.6%増(2店増)の微増に止まりました。

ちなみに、4年前(2021年版)と今回(2025年版)のトップ10を比べてみると、4位までは順位が変わりなく、5位だった「デニーズ」が7位となり、「ロイヤルホスト」が10位から8位に浮上、8・9位だった「ジョナサン」「ビッグボーイ」は圏外となっています。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 ガスト 1,277 1,247 -2.3
2位 サイゼリヤ 1,049 1,042 -0.7
3位 ジョイフル 610 608 -0.3
4位 ココス 514 509 -1.0
5位 バーミヤン 353 363 +2.8
6位 ジョリーパスタ 318 320 +0.6
7位 デニーズ 318 317 -0.3
8位 ロイヤルホスト 217 226 +4.1
9位 和食さと 197 197 0
10位 夢庵 167 172 +3.0

ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。


和食系

10チェーン中 9 チェーンで店舗数が増加


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、10位の「なか卯」を除くすべてのチェーンが前年の店舗数を上回っています。

店舗数トップの「すき家」は 0.4%・8店舗増の微増に止まったものの、「はま寿司(5.9%・35店増)」「松屋(5.3%・55店増)」「かつや(4.0%・19店増)」が比較的高い増加率となっています。
そして断トツの伸び率を示しているのが、松屋フーズが運営するとんかつの「松のや」で、1年間で27.2%・101店増と大きく増加しています。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比べると、7位まで順位に変わりがなく、「かつや」が1ランクアップし、「なか卯」は8位から10位に後退しています。また、10位だった「はなまるうどん」が圏外となり、「松のや」は圏外遠くからトップ10に浮上と、とんかつ勢の躍進が目立っています。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 すき家 1,952 1,960 +0.4
2位 吉野家 1,212 1,241 +2.4
3位 松屋 1,031 1,086 +5.3
4位 丸亀製麺 839 847 +1.0
5位 スシロー 638 648 +1.6
6位 はま寿司 594 629 +5.9
7位 くら寿司 544 552 +1.5
8位 かつや 472 491 +4.0
9位 松のや 371 472 +27.2
10位 なか卯 457 447 -2.2

洋食系

増加率は低めながら、10チェーン中 7チェーンで増加


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、10チェーンのうち7チェーンで増加しています。最も増加率が高いのは10位の「ゴーゴーカレー(7.0%・6店増)」で、そのほかは全体的に低めの若干増・微増となっています。

一方、洋食系店舗数1位の「カレーハウス CoCo壱番屋」は 0.2%・2店減とわずかに減少し、「いきなり!ステーキ(5.4%・10店減)」「ステーキ宮(7.4%・9店減)」のステーキ勢がやや高めの減少率となりました。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比べてみると、順位が変わっていないのは 1・2位の「カレーハウス CoCo壱番屋」「ハンバーグレストラン びっくりドンキー」と5位「鎌倉パスタ」のみ。「いきなり!ステーキ」が3位から6位に後退し、「ペッパーランチ」が6位から4位に浮上、「マイカリー食堂」と「ゴーゴーカレー」のカレー勢がトップ10メンバーに加わっています。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 カレーハウス CoCo壱番屋 1,205 1,203 -0.2
2位 ハンバーグレストラン びっくりドンキー 332 333 +0.3
3位 洋麺屋五右衛門 209 215 +2.9
4位 ペッパーランチ 190 192 +1.1
5位 鎌倉パスタ 182 184 +1.1
6位 いきなり!ステーキ 186 176 -5.4
7位 マイカリー食堂 146 151 +3.4
8位 ブロンコビリー 136 139 +2.2
9位 ステーキ宮 121 112 -7.4
10位 ゴーゴーカレー 86 92 +7.0

ラーメン・餃子

ランキング圏外(11~20位)のチェーンに高い伸び


ランキングトップ10の店舗数を前年同月比でみると、増加チェーンが4、減少チェーンが5、プラスマイナスゼロが1チェーンとなっています。

最も増加率が高いのは、ランキング8位の「丸源ラーメン(7.8%・16店増)」で、次いで「山岡家」の5.1%・9店増となっています。そのほかの増加チェーンは「日高屋(2.4%・10店増)」と「大阪王将(1.8%・6店増)」です。

一方、減少チェーンの内訳をみると、最も減少率が高い「幸楽苑」でも4.3%・16店舗減程度で、そのほかの4チェーンは若干減または微減といったところ。店舗数トップの「餃子の王将」は、0.1%・1店減の ほぼ横ばいとなっています。

ちなみに、増加率が高いチェーンは11位以降に多く、「田所商店(11位)」「町田商店(13位)」「魁力屋(14位)」「一風堂(16位)」「ずんどう屋(19位)」「神座(20位)」は、10~20%台の高い伸び率を示しています。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比べると、1・2位の「餃子の王将」「リンガーハット」をはじめ、5~7位(大阪王将、Sugakiya、来来亭)、10位「山岡家」と、意外に多くの順位が「変動なし」となっています。目立った変化としては「日高屋」が3位に上がって「幸楽苑」と入れ替わり、「丸源ラーメン」が圏外から8位に浮上していることがあげられます。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 餃子の王将 729 728 -0.1
2位 リンガーハット 566 557 -1.6
3位 日高屋 415 425 +2.4
4位 幸楽苑 370 354 -4.3
5位 大阪王将 335 341 +1.8
6位 Sugakiya 259 259 0
7位 来来亭 249 246 -1.2
8位 丸源ラーメン 204 220 +7.8
9位 天下一品 217 211 -2.8
10位 山岡家 178 187 +5.1

焼肉

増加率は低めで減少率は高め 高速出店チェーンもブレーキ


ランキング上位10チェーンの前年同月比をみると、店舗数が増加したのは4チェーン、減少は5、プラスマイナスゼロが1、と分かれています。

増加率では「焼肉きんぐ」の7.3%・23店増が最も高く、そのほかの増加チェーン(七輪焼肉安安、熟成焼肉いちばん、ワンカルビ)は、2%前後の若干増となっています。

一方、減少チェーンは減少幅が比較的大きく、「ときわ亭」の12.5%・14店減をはじめ、「牛繁(6.3%・9店減)」「安楽亭(6.0%・9店減)」「牛角(5.5%・30店減)」と、5%超の減少が目立ちます。「ときわ亭」はここ数年で急速に店舗数を伸ばしてきたものの、今回は減少に転じています。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比べると、1~5位の顔ぶれは同じながら、「焼肉きんぐ」以外の4チェーンは4年前よりも店舗数が減少しています。2位「焼肉きんぐ」は4年間で90店舗近く増やしたため、1位「牛角」との大きかった差が縮まりつつあります。
また、4年前の 6~10位のうち「情熱ホルモン」「焼肉トラジ」「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」は圏外となり、代わって「ときわ亭」「熟成焼肉いちばん」「大阪焼肉・ホルモン ふたご」がランクインしています。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 牛角 545 515 -5.5
2位 焼肉きんぐ 316 339 +7.3
3位 七輪焼肉安安 160 163 +1.9
4位 安楽亭 150 141 -6.0
5位 牛繁 143 134 -6.3
6位 ときわ亭 112 98 -12.5
7位 あみやき亭 96 95 -1.0
8位 熟成焼肉いちばん 90 92 +2.2
9位 ワンカルビ 89 91 +2.2
10位 大阪焼肉・ホルモン ふたご 86 86 0

ファストフード

「宅配ピザ」の拡大を牽引してきた 最大手に変調あり


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、増加と減少が半々となっています。

増加したのは「マクドナルド」「モスバーガー」「ケンタッキーフライドチキン」「ピザハット」「キッチンオリジン」の5チェーンで、増加率の最高は「ピザハット」の 4.8%・28店増 です。

一方、減少率が最も高いのは「銀だこ(14.9%・74店減)」で、「ドミノピザ」も9.1%・94店減と大きく減少しています。「ドミノピザ」は2021年版の692店から大きく店舗数を伸ばし、2024年版では1,000店の大台に乗せたものの、今回は2023年版と同水準に戻っています。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比較すると、1~4位までの順位は変わらず、「ドミノピザ」が1ランク上がって「ほっかほっか亭」と入れ替っています。「ピザーラ」の店舗数は4年前とほぼ同じで1ランク下がり、「ピザハット」は3ランクアップして 両者の順位が入れ替っています。4年前 9位にランクインしていた「本家かまどや」は、やや後退して圏外となっています。


チェーン別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 マクドナルド 2,977 2,985 +0.3
2位 ほっともっと 2,441 2,427 -0.6
3位 モスバーガー 1,301 1,307 +0.5
4位 ケンタッキーフライドチキン 1,226 1,270 +3.6
5位 ドミノピザ 1,028 934 -9.1
6位 ほっかほっか亭 734 711 -3.1
7位 ピザハット 588 616 +4.8
8位 ピザーラ 533 530 -0.6
9位 銀だこ 495 421 -14.9
10位 キッチンオリジン 381 391 +2.6

居酒屋・バー

老舗の総合型居酒屋チェーン 減少傾向続く


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、増加したのは4チェーンで、過半数の6チェーンで減少しています。

増加率が最も高いのは3位の「職人握り寿司居酒屋 や台ずし(7.5%・24店増)」で、2021年版から毎年6~9%の安定した増加率で店舗を増やし続けています。次いで増加率が高いのは「串カツ田中(6.6%・21店増)」で、「肉汁餃子のダンダダン(4.4%・6店増)」と続きます。店舗数トップの「鳥貴族」も、3.1%・20店増と順調に店舗数を伸ばしています。

減少率では、ランキング8位「目利きの銀次(10.7%・21店減)」が最も高く、「養老乃瀧(8.0%・16店減)」「八剣伝(7.6%・16店減)」も比較的高めとなっています。ランキング2位の大手「やきとり大吉(1.8%・9店減)」は微減しています。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比較すると、1位「鳥貴族」と4位「串カツ田中」、7位「養老乃瀧」の順位が変わりなく、「やきとり大吉」「目利きの銀次」「くいもの屋わん」がそれぞれ1ランクアップし、「職人握り寿司居酒屋 や台ずし」が 3ランク上がっています。逆に「魚民」は4年前の2位から5位へと下がり、8位だった「庄や」は圏外となっています。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 鳥貴族 637 657 +3.1
2位 やきとり大吉 494 485 -1.8
3位 職人握り寿司居酒屋 や台ずし 320 344 +7.5
4位 串カツ田中 318 339 +6.6
5位 魚民 337 324 -3.9
6位 八剣伝 210 194 -7.6
7位 養老乃瀧 201 185 -8.0
8位 目利きの銀次 196 175 -10.7
9位 くいもの屋わん 177 167 -5.6
10位 肉汁餃子のダンダダン 136 142 +4.4

カフェ・喫茶

ランキングの上半は増加し 下半は減少 大手への寡占化が進行か?


店舗数ランキングトップ10を前年同月比でみると、1~6位が増加 または プラスマイナスゼロで、7~10位が減少と、上位・下位で分かれています。

増加率が最も高いのは最大手の「Starbucks Coffee(4.8%・91店増)」で、「珈琲所 コメダ珈琲店(4.2%・40店増)」「タリーズコーヒー(3.5%・27店増)」と続きます。店舗数2位の「ドトールコーヒーショップ」は1年前と同数で変わりなし、となっています。
大手チェーンほど国内店舗数を伸ばしている点が特徴的です。

一方、最も減少率が高いのは「サンマルクカフェ(5.5%・16店舗減)」で、次いで「CAFE de CRIE(4.5%・8店減)」となっています。トップ10の下半に位置するチェーンは、2021~2024年版をみても全体的に減少傾向にあり、大手への寡占がジワジワと進んでいることを窺わせます。

4年前(2021年版)と今回のトップ10を比較すると、トップ10の顔ぶれは同じです。唯一の変化は、「星乃珈琲店」が1ランク上がり「サンマルクカフェ」が1ランク下がったことにより、順位が入れ替わったことぐらいです。


チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2024年1月 2025年1月 増減率(%)
1位 Starbucks Coffee 1,892 1,983 +4.8
2位 ドトールコーヒーショップ 1,037 1,037 0
3位 珈琲所 コメダ珈琲店 954 994 +4.2
4位 タリーズコーヒー 777 804 +3.5
5位 快活CLUB 489 493 +0.8
6位 星乃珈琲店 280 281 +0.4
7位 サンマルクカフェ 291 275 -5.5
8位 珈琲館 208 205 -1.4
9位 PRONTO 178 172 -3.4
10位 CAFE de CRIE 177 169 -4.5

本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。


Facebookロゴ
日本ソフト販売の公式Facebookでは、最新の記事やイベントの開催など、リアルタイムな情報をお届けしています。
公式Facebookはこちら open_in_new
問い合わせ

日本ソフト販売は、データベースを活用してビジネスの課題解決を支援します。

  • ● 新規開拓をするための、ターゲットリストが欲しい
  • ● 顧客情報の入力時間を短縮して、業務を効率化したい
  • ● 企業データベースを活用して、マーケティングをおこないたい
  • ● 自社製品やサービスに企業データベースを組み込みたい
  • ● 新システムの導入前に、顧客データを整備したい

お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。