【2026年版】飲食店チェーンの店舗数ランキング

2026年3月3日 | 業界・地域分析

飲食店チェーン

国内市場が成熟化し、食材・人件費等の上昇が続く中、飲食業界ではM&Aによるブランド・業態の多角化や価格戦略の見直し、積極的な海外展開といった動きが活発化しています。こうした環境下で国内の店舗数はどのような動きをみせているのでしょうか。
今回2026年版(2025年1月~2026年1月)は、当社のチェーン店データを元に、飲食店のチェーン別店舗数ランキングや業種別動向など、過去集計との比較も交えて振り返ります。


データの集計方法について

  • 集計元のチェーン店データは、チェーン店の公開情報を当社が調査・収集したものです。すべての飲食店を網羅したものではありません。また、実態とは異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 2026年1月時点で、全国に10店舗以上展開しているチェーン店を集計の対象にしています。
  • 当社のチェーン店データ調査・収集は毎月を基本としていますが、隔月など定期収集のチェーンもあります。表・グラフの対象月に収集がなかったチェーンの場合、当月時点で最新のデータを記載しています。
  • 店舗数の増減率(%)は、2026年1月と2025年1月の対比で算出しています(小数点2位以下は四捨五入)。


飲食店業種を以下のように分類しています。クリックをすると各業種の店舗数ランキングに移動します。


1 ファミリーレストラン -
2 和食系 鍋・しゃぶしゃぶ、寿司、牛丼・丼物、とんかつ・かつ丼、てんぷら・天丼、そば、うどん
3 洋食系 創作料理・レストラン、カレー、ハンバーグ・ステーキ、パスタ・ピザ
4 ラーメン・餃子 -
5 焼肉 -
6 ファストフード ハンバーガー、宅配ピザ、弁当・惣菜、たこ焼き・たい焼き、お好み焼き・もんじゃ焼き
※テイクアウトまたはデリバリーの比重が元々高い飲食店業種
7 居酒屋・バー -
8 カフェ・喫茶 カフェ・喫茶、漫画喫茶・ネットカフェ

ファミリーレストラン

増加・減少幅は小さく、変化の少ない1年


ランキングトップ10の店舗数を前年同月比でみると、増加したチェーンが5、減少が4、プラスマイナスゼロが1チェーンとなっています。

増加幅は全体的に小さく、増加率が最も高いのはランキング2位の「サイゼリヤ」で2.1%、数にすると22店舗増えています。「和食さと(2.0%・4店舗増)」と「バーミヤン(1.9%・7店舗増)」も同水準の増加となっています。

減少幅が大きなチェーンもなく、「ガスト(0.9%・11店舗減)」「デニーズ(0.9%・3店舗減)」など、1%未満の減少に止まっています。

ランキング圏外でも増減の変動は総じて小さいものの、店舗数16位「ステーキガスト」のみ2ケタ(14.6%減)の減少となっています。

2025年版と比べてランキング順位も変わりがなく、少なくとも国内店舗数に関しては「変化の少ない1年」といった印象です。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 ガスト 1,247 1,236 -0.9
2位 サイゼリヤ 1,042 1,064 +2.1
3位 ジョイフル 608 608 0
4位 ココス 509 508 -0.2
5位 バーミヤン 363 370 +1.9
6位 ジョリーパスタ 320 323 +0.9
7位 デニーズ 317 314 -0.9
8位 ロイヤルホスト 226 225 -0.4
9位 和食さと 197 201 +2.0
10位 夢庵 172 174 +1.2

ランキングは当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


日本ソフト販売が提供する、全国のチェーン店舗データ(飲食店・コンビニ・ドラッグストアなど)についての詳しいサービス情報は、こちらからご覧いただけます。


和食系

軒並み増加の和食系で、あのとんかつチェーンが躍進


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、大半の8チェーンで増加しており、残り2チェーンの減少幅もごく少ない水準となっています。9チェーンが前年比増だった2025年版に引き続き、和食系は国内で順調な店舗展開をみせています。

最も高い増加率を示したのはランキング7位のとんかつ「松のや」で、ここ数年急速に店舗数を伸ばす同チェーンが今回も23.7%・112店舗増と躍進しています。 次いで増加率が高いのは「松のや」と同じ運営会社(松屋フーズHD)の「松屋」で、7.8%・85店舗の増加となっています。
そのほかではランキング1位の「すき家」が1.7%の若干増で、「吉野家」「丸亀製麺」「スシロー」が2%台の伸び、「はま寿司」「かつや」がそれよりも若干高い3~4%台の増加を示しています。

こうした動向を受け、今回(2026年版)の順位は、「松のや」が「くら寿司」「かつや」を超えて7位にランクアップしています。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 すき家 1,960 1,993 +1.7
2位 吉野家 1,241 1,271 +2.4
3位 松屋 1,086 1,171 +7.8
4位 丸亀製麺 847 869 +2.6
5位 スシロー 648 661 +2.0
6位 はま寿司 629 658 +4.6
7位 松のや 472 584 +23.7
8位 くら寿司 552 550 -0.4
9位 かつや 491 506 +3.1
10位 なか卯 447 444 -0.7

洋食系

パスタ、カレー等で堅調に増加


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、増加が7で減少は2、プラスマイナスゼロが1チェーンです。

飛び抜けて店舗数が増えているチェーンはないものの、ランキング3位「洋麺屋五右衛門(6.5%・14店舗増)」と10位「ゴーゴーカレー(6.5%・6店舗増)」が同率の増加率トップとなっており、これに松屋フーズHD運営の「マイカリー食堂(6.0%・9店舗増)」、「ブロンコビリー(5.0%・7店舗増)」と続いています。ここ数年少しづつ減少傾向にあったランキング1位の「カレーハウス CoCo壱番屋」も、わずかながら増加に転じました。

一方、減少チェーンは「いきなり!ステーキ(2.3%・4店舗減)」と「ステーキ宮(5.4%・6店舗減)」。ステーキジャンルが劣勢かというとそうでもなく、上記「ブロンコビリー」は増加、「ペッパーランチ」はプラスマイナスゼロ、圏外13位の「ステーキのあさくま」も3%増加しています。

大幅な増減がみられないこともあり、ランキング順位は2025年版から「変動なし」となっています。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 カレーハウス CoCo壱番屋 1,203 1,207 +0.3
2位 ハンバーグレストラン びっくりドンキー 333 341 +2.4
3位 洋麺屋五右衛門 215 229 +6.5
4位 ペッパーランチ 192 192 0
5位 鎌倉パスタ 184 186 +1.1
6位 いきなり!ステーキ 176 172 -2.3
7位 マイカリー食堂 151 160 +6.0
8位 ブロンコビリー 139 146 +5.0
9位 ステーキ宮 112 106 -5.4
10位 ゴーゴーカレー 92 98 +6.5

ラーメン・餃子

トップ10内の増加は、3チェーンのみ


ランキングトップ10の店舗数を前年同月比でみると、増加したのは3チェーンのみで、残り7チェーンが減少しています。

最も増加率が高いのはランキング8位の「丸源ラーメン(7.7%・17店舗増)」で、これに「田所商店(5.5%・10店舗増)」、中華食堂の「日高屋(3.3%・14店舗増)」を加えた3チェーンが増加チェーンです。

一方、減少率をみると、6チェーンで0.6~2.0%減程度と全体的に低い水準です。その中で「天下一品(5.2%・11店舗減」のみ、やや高い数値を示しています。

当社の調査では、このジャンルはここ数年ランキング11位以降で増加率の高さが目立っています。今回も12位「町田商店(15.1%)」、14位「魁力屋(15.9%)」、17位「神座(26.1%)」などが2ケタの大幅な伸びをみせています。

2025年版と比べた順位の変動をみると、9位までは変わりないものの、「山岡家」が1.1%減(2店舗減)とわずかに減らして11位に後退し、「田所商店」が2ランクアップのトップ10入りとなりました。

チェーン店別件数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 餃子の王将 728 723 -0.7
2位 リンガーハット 557 546 -2.0
3位 日高屋 425 439 +3.3
4位 幸楽苑 354 352 -0.6
5位 大阪王将 341 335 -1.8
6位 Sugakiya 259 257 -0.8
7位 来来亭 246 243 -1.2
8位 丸源ラーメン 220 237 +7.7
9位 天下一品 211 200 -5.2
10位 田所商店 183 193 +5.5

焼肉

減少が7チェーンの中、「焼肉きんぐ」の増勢つづく


ランキング上位10チェーンの前年同月比をみると、増加が2チェーンでプラスマイナスゼロが1、7チェーンで減少しています。

増加したのはランキング2位の「焼肉きんぐ」と7位「ワンカルビ」ですが、「ワンカルビ」は数にすると1店舗のみの増加です。一方「焼肉きんぐ」は2021年版以降6.8~10.4%の増加率で推移しており、今回2026年版も6.8%・23店舗増と出店の勢いを持続しています。

一方、減少率の高さでは「あみやき亭(9.5%・9店舗減)」「安楽亭(7.8%・11店舗減)」「牛角(5.6%・29店舗減)」の順で続いています。運営会社の中でブランド・業態の多角化や業態転換が進んでいるため、店舗数減少を一面だけでは捉えられないものの、従来の焼肉業態については減少傾向にあるチェーンといえます。

2025年版と順位を比較すると、6位までと8・10位は変わりなく、減少幅が大きかった「あみやき亭」が2ランクダウンし、入れ替り「ワンカルビ」が7位に上がっています。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 牛角 515 486 -5.6
2位 焼肉きんぐ 339 362 +6.8
3位 七輪焼肉安安 163 162 -0.6
4位 安楽亭 141 130 -7.8
4位 牛繁 134 130 -3.0
6位 ときわ亭 98 98 0
7位 ワンカルビ 91 92 +1.1
8位 熟成焼肉いちばん 92 90 -2.2
9位 あみやき亭 95 86 -9.5
10位 大阪焼肉・ホルモン ふたご 86 84 -2.3

ファストフード

フライドチキンが堅調に伸び、ピザ宅配最大手は大幅減


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、増加は3、減少が6、プラスマイナスゼロが1チェーン、となっています。

増加したのは、ランキング1位の「マクドナルド(1.3%・38店舗増)」と「ケンタッキーフライドチキン(5.5%・70店舗増)」「ピザハット(1.0%・6店舗増)」。ケンタッキーが この1年で率・数ともに最も増えたチェーンとなりました。
「ピザハット」は2021年版以降増加を続けていますが、2024年版をピークに勢いは弱まりつつあるようです。

一方、快進撃が続いたあと2025年版で減少に転じた「ドミノピザ」は、今回も18.3%・171店舗減と大幅に減少しています。次いで減少率が高いのは「ほっかほっか亭(6.9%・49店舗減)」で、そのほかの「ほっともっと」「モスバーガー」「ピザーラ」「銀だこ」は微減となっています。

ランキングでは、2025年版3位の「モスバーガー」がワンランクダウンし、今回は「ケンタッキーフライドチキン」が3位に浮上しています。

ちなみに、「ロッテリア」国内全店を「ゼッテリア」に転換する方針が発表されて話題となっているゼンショーHD傘下のハンバーガーチェーンですが、当社の2026年1月中の調査による店舗数は「ゼッテリア」が173店舗(前年同月比765%増)で、「ロッテリア」が103店舗(前年同月比62.1%減)。転換が進行中のため激しく数が変化している状況です。

チェーン別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 マクドナルド 2,985 3,023 +1.3
2位 ほっともっと 2,427 2,424 -0.1
3位 ケンタッキーフライドチキン 1,270 1,340 +5.5
4位 モスバーガー 1,307 1,304 -0.2
5位 ドミノピザ 934 763 -18.3
6位 ほっかほっか亭 711 662 -6.9
7位 ピザハット 616 622 +1.0
8位 ピザーラ 530 526 -0.8
9位 銀だこ 421 420 -0.2
10位 キッチンオリジン 391 391 0

居酒屋・バー

大手3チェーンで前年を上回るも、大幅増はなし


ランキング上位10チェーンの店舗数を前年同月比でみると、増加チェーンが3で、減少チェーンが7となっています。

増加したのはランキング1位の「鳥貴族(3.2%・21店舗増)」、3位「職人握り寿司居酒屋 や台ずし(4.7%・16店舗増)」、4位「串カツ田中(2.9%・10店舗増)」の3チェーン。2位の「やきとり大吉(2.9%・14店舗減)」は若干減となっています。

ランキング5位以降は揃って減少しており、減少幅が最も大きいのは「八剣伝」の11.9%減(23店舗減)です。

トップ10圏外に目を向けると、30位内で最も高い増加率を示しているのは13位の「お酒の美術館(7.4%・8店舗増)」で、そのほかは増加していても1~2%台に止まっています。

2025年版の順位と比べると、減少率が大きかった「八剣伝」が1ランク下がり、「養老乃瀧」が入れ替わって6位となっています。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 鳥貴族 657 678 +3.2
2位 やきとり大吉 485 471 -2.9
3位 職人握り寿司居酒屋 や台ずし 344 360 +4.7
4位 串カツ田中 339 349 +2.9
5位 魚民 324 320 -1.2
6位 養老乃瀧 185 176 -4.9
7位 八剣伝 194 171 -11.9
8位 目利きの銀次 175 170 -2.9
9位 くいもの屋わん 167 163 -2.4
10位 肉汁餃子のダンダダン 142 138 -2.8

カフェ・喫茶

上位5チェーンが揃って増加し、最大手は2,000店の大台に


店舗数ランキングトップ10を前年同月比でみると、増加が6チェーンで減少が4、プラスマイナスゼロが1、です。

上位5位すべてが増加している点がほかのジャンルと異っているものの、増加率はおおむね低めとなっています。最も高い増加率はランキング1位の「Starbucks Coffee(5.6%・112店舗増)」で、2021年版以降5~6%前後のペースで店舗数が増加し、今回2026年版ではついに2,000店の大台に乗せています。

一方、中堅どころに「やや減少」や「現状維持」が多くみられ、「星乃珈琲店(2.5%減)」 「サンマルクカフェ(1.5%減)」「PRONTO(0.6%減)」「CAFE de CRIE(1.2%減)」「珈琲館(プラスマイナスゼロ)」といった状況です。

2025年版とランキング順位は変わっていませんが、今回は「カフェ・ベローチェ(5.0%・8店舗増)」が「CAFE de CRIE」と同数10位となり、トップ10に加わっています。

ちなみに、ランキング8位「珈琲館」と10位「CAFE de CRIE」「カフェ・ベローチェ」の3ブランドは運営会社が同じ(C-United株式会社)ですが、先ごろ(2026年2月)親会社の投資会社が売却を検討していることが明らかとなり、コロワイド社が優先交渉権を獲得しているようです。今後の店舗展開にどう反映されるかはまだわかりませんが、カフェにも外食大手による多業態化の波が押し寄せているようです。

チェーン店別 店舗数ランキング

順位 チェーン名 2025年1月 2026年1月 増減率(%)
1位 Starbucks Coffee 1,983 2,095 +5.6
2位 ドトールコーヒーショップ 1,037 1,042 +0.5
3位 珈琲所 コメダ珈琲店 994 1,020 +2.6
4位 タリーズコーヒー 804 829 +3.1
5位 快活CLUB 493 501 +1.6
6位 星乃珈琲店 281 274 -2.5
7位 サンマルクカフェ 275 271 -1.5
8位 珈琲館 205 205 0
9位 PRONTO 172 171 -0.6
10位 CAFE de CRIE 169 167 -1.2
10位 カフェ・ベローチェ 159 167 +5.0

本記事は当社のチェーン店舗データをもとに作成しています


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